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各都道府県の地域経済トピックス 2014年11月 印刷
2014年 12月 07日(日曜日) 00:01

【北海道】住宅着工など一部に弱い動きがみられるものの、観光入込客や公共工事の堅調 

さが続いており、緩やかながら持ち直し基調を維持している。 

<札幌市、2026 年の冬季五輪開催都市に立候補検討> 

札幌市は、2026 年の冬季五輪・パラリンピックの開催都市に立候補することを検討して

いる。集計中の市民アンケートで開催に賛成が反対を上回る見通しであることをふまえ、

市民の理解を得られると判断した。実現すれば、1972 年の冬季五輪に続く2回目の開催。

 

【青森県】基調としては緩やかなに持ち直しの動きが続いている。 

<全国B‐1グランプリで、「十和田バラ焼きゼミナール」が1位に> 

福島県郡山市で開催されたご当地グルメによるまちおこしの祭典、「第9回全国B‐1グランプリ」で、十和田市の「十和田バラ焼きゼミナール」が1位のゴールドグランプリを初受賞した。次回の第 10 回大会は来年秋に十和田市で開催されることが決定している。

【岩手県】持ち直しの動きに足踏み感。 

<いわて花巻空港が開港50周年を迎えた> 

今年4~6月に、国際定期便の運航に向けた取組みとして、台湾との間で初の定期チャーター便が運航され(19 往復 38 便)、利用者数が 4,697 人、利用率が 82.6%と大きな成果を上げた。

 

【宮城県】全体として景気は、一部に弱い動きがみられるものの、震災復興需要などに伴い経済活動は総じて高水準で推移しており、基調としては緩やかに回復している。 

<復興庁に対し第10次復興交付金を申請> 

県と仙台市など県内17市町は、復興庁に対し第10次復興交付金を申請した。申請総額は 1,588億 4,610万円となり、事業別にみると、道路事業が約396億円、防災集団移転促進事業が約357億円、下水道事業が約319億円などとなっている。

 

【秋田県】緩やかな回復の動きが足踏みしている。 

<「第29回国民文化祭あきた2014」が開会> 

10月4日、「第29 回国民文化祭あきた2014」の開会式・オープニングフェスティバルが秋田市の県立武道館で開かれ、11月3日までの1か月間にわたる文化の祭典が開幕した。約2,500人の観客が見守る中、総勢約850人の出演者が秋田民謡や民俗芸能、現代舞踊、楽曲「大いなる秋田」など多彩な舞台を披露。

【山形県】消費税率引き上げの影響などにより、一部に弱い動きもみられ、総じてみれば 

横ばいとなっている。持ち直しの動きが続いている。 

<山形銀行の「第41回消費動向調査」> 

「第41回消費動向調査」(9月実施、有効回答1,211名)によると、暮らし向きDI(「前年と比べて暮らし向きが良くなった」・「やや良くなった」とする割合-「悪くなった」・「やや悪くなった」とする割合)は、前年比 4.3 ポイント低下の▲26.8 となり、2年ぶりに悪化。

 

【福島県】個人消費の一部などで消費税増税前の駆け込み需要による反動減がみられるものの、公共投資が依然として高い水準にあり、生産活動も堅調に推移していることなどから、全体では回復の動きが続いている。 

<観光客、震災前の84.5%まで回復> 

福島県観光交流課のまとめによると、2013年の県内観光客数は483万人と前年比+8.7%となり、震災前の 2010年の84.5%まで回復した。要因としては、大河ドラマ「八重の桜」放映の宣伝効果による影響が大きいものとみられる。

【茨城県】景気は、依然として一部に弱い動きがみられるものの、基調としては緩やかに 

持ち直している。 

<「上野東京ライン」の開業決定>  

JR常磐線、宇都宮線、高崎線が現在の終点の上野駅から東京駅まで乗り入れる「上野東

京ライン」の開業が 2015年3月14日に決定した。常磐線の朝の通勤時間帯の東京駅(→

品川駅)乗入れ本数は取手駅発の快速列車5本となり、中距離電車利用者には期待外れと

なった。特急電車は品川駅発着が基本となり、ビジネス面や観光客誘致には利点が生まれ

そうである。

【栃木県】緩やかな回復に一服感がみられている。 

<第27回全国健康福祉祭とちぎ大会「ねんりんピック栃木 2014」開催> 

栃木県では、4~7日に 60 歳以上のスポーツ・文化の祭典、第27回全国健康福祉祭と

ちぎ大会「ねんりんピック栃木 2014」(主催:厚生労働省、栃木県、一般財団法人長寿

社会開発センター)が開催された。4日間で観客を含む総動員数は約 41 万人にものぼっ

た。

【群馬県】消費増税後の反動減から緩やかな回復基調にある。

<医療・介護向け製品への取組状況を把握するアンケートを実施>

群馬経済研究所が、県内製造業の医療・介護向け製品への取組状況を把握するためのアン

ケートを実施したところ、該当する製品を「製造している」あるいは「開発中(準備中)

である」と回答した企業は2割強であった。また、取扱製品では「医療機器の部品・部材」

が最多であり、売上全体に占める医療・介護向け製品の割合をみると、大半が 10%未満

である。

 

【埼玉県】個人消費で持ち直しの動きにバラツキが見られ、生産活動が低下するなど、総じて足踏みしている。

<8月に実施した「埼玉県内企業の 2014 年雇用動向調査」結果>

ぶぎん地域経済研究所が8月に実施した「埼玉県内企業の 2014 年雇用動向調査」(回答

企業 270 社)によると、2014年の雇用者数の過不足感について、全産業で「適正」とする割合は 54%と前年比 19 ポイント増と大幅に増加している一方で、「過剰」は 13%と、前年の 24%に比べ 11 ポイント減、「不足」は同8ポイント減の 33%となっている。

 

【千葉県】一部に弱さが見られるものの、緩やかな回復基調が続いている。

<「ちばアクアラインマラソン 2014」開催>

東京湾アクアラインをコースとした「ちばアクアラインマラソン2014」が19日に開催された。2回目となる今回は、好天に恵まれたうえ、①荒天で海上を走れない場合も開催(距

離は短縮)、②フルマラソンに加えハーフマラソンを新設、などの工夫も奏効し、出走申込者は 44,681 人(前回比 63.6%増、定員は 17 千人)。

 

【東京都】都内の景気は、緩やかに持ち直しているものの、消費税引き上げ前の駆け込み需要の反動から、弱い動きも現れている。工業生産(8月)や住宅着工などは前年を下回ったもの百貨店、スーパー販売、公共投資や輸出などは増加した。

<とみん経営研究所の年末賞与アンケート結果>

とみん経営研究所が、同社の会員企業に対して 10 月に実施したアンケート調査によると、今年の年末賞与を前年よりも「増加する」とした企業の割合は 25.9%、「減少する」は16.1%、「ほとんど変わらない」が 58.0%であった。また、支給見込み月数は、全社平均で月額給与の1.40か月全用途平均で前年比1.8%上昇した。

 

神奈川県】駆け込み需要の反動の影響などにより、景気は弱含んでいるものの、輸出などに持ち直しの動きが現れている。

2015年春の新卒採用計画調査結果>

浜銀総合研究所が神奈川県内の中堅・中小企業にアンケート調査を実施して公表した(回答企業 487 社、回収率 39.0%)によると、2015年春の新卒採用計画について「神奈川県内企業の来春の新卒採用計画」、採用予定のない企業の割合が 51.6%と前年調査(55.5%)に比べて低下する一方で、採用予定のある企業の割合は48.4%となり前年(44.5%)を上回った。

【新潟県】一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復している。

<新潟県と東海大学がU・Iターン就職促進に関する協定締結>

新潟県は東海大学と「学生のU・Iターン就職促進に関する協定」を締結した。東海大学

の卒業生が県内で就職するよう、お互いに協力し合う。県外大学や企業への進学・就職による若年層の県外流出が続いているため、首都圏の大学と連携し、県内出身者のUターン就職のほか県外出身者のIターン就職を狙うのが目的。

 

【山梨県】持ち直してきている。

<リニア中央新幹線の工事実施計画を認可>

国土交通相は、10月17日、JR東海が平成39年に東京・品川-名古屋間の開業を目指しているリニア中央新幹線の工事実施計画を認可した。これにより、平成57年に品川-大阪間が全線開業すれば総工費9兆円超となる大型プロジェクトが始動することとなった。

【長野県】一部で弱い動きがみられるものの、回復に向けた動きが続いている。

<長野県内の製造品出荷額は前年比 1.2%減の5兆245億円>

県企画振興部がまとめた2013年の工業統計調査結果(速報)によると、県内の製造品出荷額は前年比1.2%減の5兆245 億円となった。出荷額から原材料などの費用を差し引いた「粗付加価値額」は1兆 9,573 億円で、2年連続で2兆円を下回った。

 

【富山県】一部に弱さも見られるが、緩やかな回復基調が続いている。

<医薬品、8月の生産指数は203.7で、前月比10.2%上昇>

医薬品:8月の生産指数は203.7で、前月比10.2%上昇。前年同月比でも36.2%上昇。依然として高い生産水準を維持している。在庫指数は174.0(前月 12.6%上昇)と引き続き高水準である。

【石川県】県内経済は消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動が一部みられるものの、

緩やかに回復しつつある。

<北陸新幹線金沢開業をアピール>

来年3月北陸新幹線金沢開業を控え、首都圏魅力発信拠点として、東京・銀座に石川県が「いしかわ百万石物語・大江戸本店」(10月8日オープン)、同じく銀座に金沢市が「ダ

イニング・ギャラリー『銀座の金沢』」(10月30日オープン)を開業。

【福井県】緩やかな持ち直しの傾向が見られるものの、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減、為替動向の影響により弱い動きも見られる。

<観光、一進一退>

8月の芦原温泉旅館宿泊数は、前年同月比1.1%の減少。

 

【岐阜県】概ね横這い。

<「地産地消Weekぎふ」実施>

県産農産物の魅力を周知し消費拡大につなげようと、10月25 日からの10日間を「地産地消Weekぎふ」として位置づけ、地産地消につながる取り組みを企業・団体等と連携して集中的に実施。期間中 308 の参加店舗で県産農産物を使ったメニューの提供や県産農産物フェアなどを開催。

 

【静岡県】一時的に減少している。

<静岡県内産業(主要 20 業種)の四半期見通し調査結果>

平成26年9月実施の静岡県内産業(主要20業種)の四半期見通し調査では、現在(7-9月期)の業況は、『順調』が1業種、『普通』が5業種、『低調』が 13 業種、『不調』

が1業種となり、総じて前期(4-6月期)から横這いで推移している。

 

【愛知県】概ね横這い。

<トヨタ自動車の9月国内生産は29.8万台>

トヨタ自動車の9月国内生産(単体)は 29.8 万台(前年同月比 99.1%)と前年同月実績を下回った。国内販売は、13.7 万台(前年同月比 94.4%)と前年同月実績を下回った。

 

【三重県】景気は減速の動きが持続。

<近畿日本鉄道が京都駅-賢島駅(志摩市)の定期運行を開始>

10月10日、近畿日本鉄道が観光特急「しまかぜ」において、京都駅-賢島駅(志摩市)

間での定期運行を開始。「しまかぜ」は 2013年3月に大阪難波駅-賢島駅間、近鉄名古屋駅-賢島駅間で運行を開始し、伊勢志摩地域への観光特急として連日満席となる盛況ぶり。

 

【滋賀県】緩やかな回復基調にあるものの、反動減や消費増税の影響により足踏みの状態

が続いている。

<「平成25年滋賀県工業統計調査結果(速報)」>

「平成25年滋賀県工業統計調査結果(速報)」によると、滋賀県内の事業所数は 2,793事業所で、前年に比べ 29 事業所の減少(前年比 1.0%減)で、2年連続の減少となった。一方、従業者数は 14 万 8,141 人で、同 3,557 人の増加(同 2.5%増)で、2年ぶりの増

加。

 

 

【京都府】企業部門は生産が堅調水準を維持しつつも、やや頭打ち傾向。家計部門は消費増税後の低迷に漸く底入れ感。全体としては足踏みから若干上向きの兆し。

<「世界遺産サミット」を開催>

日本全国の世界遺産の連携を考える「世界遺産サミット」が10月24日、京都市で開か

れた。ユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の登録 20 周年を記念し、京都市などの

呼びかけで初めて開催され、日本の世界遺産18件のうち小笠原諸島を除く17件の登録

地域から26自治体が参加した。

 

【大阪府】持ち直しの動き。

<「グリコ看板」リニューアル>

10月23日、リニューアル工事が進められていた大阪・道頓堀のシンボル「グリコ看板」

が完成し、夕方に「6代目グリコサイン点灯式」が行われた。1935(昭和10)年に初代

が設置され、来年で 80 年目を迎える看板の6代目はLEDチップを14万 3,976 個採用、

高さ 20m、幅 10.38m で5代目と比べ高さは同じものの、幅は 47㎝短くなった。

 

【奈良県】一部に持ち直しの動きもみられるものの、全体に弱含んでいる。

<県内企業景況感2期連続で悪化>

南都経済研究所が 2014 年9月中旬から10月上旬にかけて実施した「第 161 回地元

企業動向調査結果(2014 年7-9月期)」によると、県内企業の景況感DIは▲22.5と前期比9.8ポイント低下し、2期連続で悪化した。

【和歌山県】一部に回復に向けた動きがみられるものの、足踏みや停滞感が顕在化してきており、一進一退の状況が続いている。

<田辺市の梅生産システムを世界農業遺産として認定申請>

全国一の梅産地であるみなべ町と田辺市の梅生産システムを国連食料農業機関(FAO)に世界農業遺産として認定申請することを農林水産省が認可。12 月に申請し、順調にいけば 2015 年5~6月に認定される見通し。

【兵庫県】緩やかに回復している。

<トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニューが、グッドデザイン賞に>

4月に豊岡市中央町の宵田商店街(愛称:カバンストリート)にオープンした鞄の拠点施設「トヨオカ・カバン・アルチザン・アベニュー」が、人々の生活や産業に貢献する優れたデザインを表彰する「グッドデザイン賞 2014」に選ばれた。歴史のある地場産業を核とした地域の魅力づくりが評価された。

 

【鳥取県】百貨店売上は前年比で減少する一方、新車販売台数は前年比で増加するなど、

引き続き一部に足踏み傾向が続くが、全体的には横ばいとなっている。

<過去最大の大型クルーズ客船が境港に寄港>

世界大手の米国の船会社ロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が運航する大型クルーズ客船「マリナー・オブ・ザ・シーズ号」(13 万8千t)が10月23日、境港市昭和町

の境港に入った。寄港した客船では過去最大。2014 年度に寄港したクルーズ客船の累計

乗客数は、過去最多だった13年度の1万 896 人を上回り、約1万4千人に達した。

【島根県】消費税増税前の駆け込み需要の反動により個人消費や住宅建設に弱さが残り、生産にも一部に弱い動きがみられるものの、公共投資等で増勢を維持しており、基調として緩やかに持ち直している。

4-6月期の県内総生産は前期比3.4%減>

島根県が公表した県民経済計算速報によると、平成 26 年4-6月期の県内総生産(支出側、実質、季調済)は前期比 3.4%減となり、消費税率の引き上げに伴う駆け込み需要の反動により2四半期ぶりのマイナス成長となった。

 

【岡山県】一部で駆け込み需要の反動減が続くものの、回復傾向。

<9月の「東瀬戸圏企業経営動向調査」結果>

岡山経済研究所が9月に実施した「東瀬戸圏企業経営動向調査」(県内回答企業 236 社)によると、岡山県の前年同期比でみた平成 26 年7~9月期の自社業況総合判断 BSI は▲6.5(前回▲2.9)と、2期連続の悪化。先行き 26 年 10~12 月期は▲2.8 と、3.7 ポイント改善する見込み。

【広島県】全体として横這い圏内の動きとなっている。

<輸出、回復している>

9月の県内通関輸出額は、自動車部門などが前年を上回ったことから、前年同月比+30.1%と4か月連続してプラスとなった。

【山口県】生産活動が堅調に推移するなど、景気は緩やかに回復しているものの、個人消費の一部に弱さがみられる。

<大型の石炭火力発電所(出力:約120kW)の新設を検討>

宇部興産(株)、電力卸売りのJパワー(電源開発(株))、大阪ガス(株)の3社が共同で、大型の石炭火力発電所(出力:約 120 万 kW)の新設を検討。建設予定地は宇部興産(株)の石炭受け入れ基地(宇部市)近くの遊休地。

 

【徳島県】景気回復に一服感がみられる。

<ノーベル物理学賞受賞の中村修二教授の母校は徳島大学>

赤崎名城大終身教授、天野名古屋大教授とともに、青色の発光ダイオード(LED)を開発し 14 年ノーベル物理学賞を受賞した中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授の偉業に、母校・徳島大学工学部の学生は声を弾ませ、モチベーションを高めた。

【香川県】消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動がみられているが、基調的には緩やかな回復を続けている。

<県内高校生の就職内定率9.2ポイント増>

香川労働局が 23 日発表した来春卒業予定の香川県内高校生の就職内定状況によると、9月末現在の内定率は前年同月比 9.2 ポイント増の 65.2%となり、21 年ぶりに 60%台に達した。業績回復や事業拡大を背景に求人数が前年の 1.3 倍に増え、内定率を押し上げ

た。

【愛媛県】反動減からの持ち直しに足踏みがみられるも、緩やかな回復基調続く。

<造船の手持工事量>

造船:遠洋は2年半~3年程度、近海は1~1年半程度の手持工事量を有しており、新規の営業活動を控える造船所がみられる。人手不足による人件費の上昇や資材価格、電気料金値上げなどを背景にコスト削減が急務である。内航は1年半~2年程度の手持工事量を有している。

【高知県】緩やかな回復基調が続いているものの、足踏み感もみられる。

<「とさでん交通」が発足>

土佐電気鉄道と高知県交通の統合新会社「とさでん交通」が10月1日に発足、長く県政

課題になっていた「交通再編」が実現。新会社は両社のバスと路面電車事業を引き継ぎ、

「住民の足の確保」と「持続可能な経営」の両立を目指す。

【福岡県】一部に弱さはあるものの、持ち直している。

<「創業支援カフェ」始動>

国家戦略特区に指定された福岡市が、創業を目指す人を支援する拠点として、10月11日に中央区今泉にある TSUTAYA3階に「スタートアップカフェ」をオープンした。ここでは、常駐するコンシェルジュが創業に関する様々な相談に対応する他、ビジネス関連書籍を集めた「情報コーナー」や創業を志す人同士が気軽に情報交換できる「フリースペース」を

設けている。

 

 

【佐賀県】低調ながら、一部持ち直しに向けた動きが続くとみられている。

<観光、低調ながら一部持ち直し>

9月の唐津地区は、台風など天候の影響でキャンセルが出るなど客足が伸びなかった。嬉野地区は、ほぼ例年並みで、連休は堅調だった。円安を背景に外国人客が好調で、韓国、台湾、香港、中国などから入り込んでいる。

 

【長崎県】持ち直しの動き、足踏み。

<生産活動、持ち直し>

7月の県内大手・中堅造船の生産高は 11.6%減と3か月連続の減少。また、機械・重電

の生産高は 22.4%減と2か月連続の減少。8月の電子部品生産は 25.9%増と2か月連続の増加。8月の鉱工業生産指数(季調済)は 69.3、前年同月比 16.7%減と2か月連続の低下。

 

【熊本県】一部に弱い動きもみられるが、緩やかな回復が継続。

<阿蘇が「世界ジオパーク」に認定>

9月23日、カナダ・ストーンハンマーで開かれたジオパーク国際ユネスコ会議で、阿蘇は日本で7番目となる「世界ジオパーク」に認定された。ジオパーク認定の趣旨は、世界文化遺産や世界自然遺産の大きな目的である“資源保護”に加え“資源活用”による地域活性化に向けた取組も要素として捉えられている。

 

大分県】一部に弱い動きがみられる。

JR大分駅ビル名が「JRおおいたシティ」に>

2015 年春開業予定のJR大分駅ビルの名称が「JRおおいたシティ」と発表された。駅ビルには複合商業施設「アミュプラザおおいた」と「JR九州ホテル ブラッサム大分」が入る。アミュプラザは約3万 1,000 平方メートルで約 190 店が出店予定、ホテルは客室数190 室となる。

 

【宮崎県】持ち直しの動きは鈍い。

<高千穂郷・椎葉山が世界農業遺産の候補に>

国連食糧農業機関が認定する「世界農業遺産」の国内候補に、県内からはじめて「高千穂郷・椎葉山の森林保全管理が生み出す持続的な農林業と伝統文化」が選ばれた。焼き畑や棚田、モザイク林など厳しい自然条件に適応して営まれてきた農林業、神楽や民謡など伝統文化が高い評価を得た。

 

【鹿児島県】最近の県内景況は、観光関連がやや持ち直し、生産活動、雇用情勢が横ばいとなっている。一方で、消費関連はやや弱含み、さらに投資関連は弱含むなど、全体として弱い動きが続いている。

<修学旅行民泊 初の2万人台>

鹿児島県のまとめによると、13年に県内の農業漁業者宅に民泊した県外修学旅行生は 81 校、2万107人に上り、初めて2万人を超えたことが分かった。13年度末の受け入れ先は 1,160 軒と、12年度に比べて130軒増えた。学校側から体験型旅行への要望が高まっていることが要因。

 

【沖縄県】観光関連、建設関連が好調に推移し、消費関連が好調な動きを取り戻したことから、県内景気は拡大の動きが強まっている。

<カード型IC乗車券「OKICA」がゆいレールに>

沖縄初のカード型IC乗車券「OKICA(オキカ)」がゆいレールで導入された。事業費は全体で27億円。8割が一括交付金、2割がゆいレールとバス会社の負担となる。 

取材協力:一般社団法人全国地方銀行協会