2013年 4月 24日(水曜日) 00:00 |
東京電力福島第1原発の廃炉作業を検証するため来日している国際原子力機関(IAEA)の調査団は22日、「汚染水管理のように放射性物質が漏洩するような問題の対応を継続して改善すべきだ」などの助言を盛り込んだ報告書の概要を公表したと各紙が報じた。最終報告書は1カ月以内にまとめられ、政府は6月に見直す廃炉の工程表に反映させる。都内で会見した調査団長でIAEA核燃料サイクル・廃棄物技術部長のフアン・カルロス・レンティッホ氏は「汚染水の問題が直面する最大の課題。東電は信頼性を向上させるために、包括的な戦略を見直すべきだ」と注文を付けたという。 |
2013年 4月 24日(水曜日) 00:00 |
各紙によれば経済産業省の電力需給検証小委員会は23日、今夏は節電の定着や火力発電の増強により、各地域で安定供給に必要な電力を確保できるとした報告書をまとめた。これを受けて、政府は節電の数値目標を設けず、利用者に自主的な協力を求める今夏の需給対策を週内にも決める。東京電力福島第1原発事故以降、政府が原発を保有していない沖縄電力管内を除く9地域で需給対策を検討するのは、2011年夏を1回目として今回で5回目。すべての地域で数値目標見送りが決まれば初めてで、企業や家庭の節電意識の高まりを裏付けることになりそうだという。 |
2013年 4月 24日(水曜日) 00:00 |
「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」(朝日新聞社など主催)が23日、東京・上野の東京都美術館で始まったと各紙が報じた。ミラノのアンブロジアーナ図書館・絵画館からルネサンスの巨匠が残した油彩画や直筆の手稿など109件が日本初公開されている。展示室内では、レオナルドが描いた唯一の男性肖像画「音楽家の肖像」を、来場者が熱心に見つめていたという。
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2013年 4月 23日(火曜日) 00:00 |
東京電力福島第一原子力発電所事故で放射能に汚染された地域での除染を巡り、環境省は22日、効果的な除染方法などをまとめた「除染関係ガイドライン(運用指針)」の改訂案を公表したと各紙が報じた。高圧水洗浄で生じた排水は、放射性セシウムを土壌に吸着させた後に放流することなどを新たに盛り込んだ。改訂案はこの日、開催された有識者による環境回復検討会で公表。現行の指針では、排水の処理方法は記載がなく、現場から「不適正な排水だと疑われる」との声が出ていた。改訂案では、セシウムは土壌に強く吸着されるとし、側溝に土のうを置いて泥の流出を防ぎ、上澄み水だけを放流する方法を位置づけたという。 |