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地銀レポート
各都道府県の地域経済トピックス 2015年7月 印刷
2015年 7月 18日(土曜日) 15:29
【北海道】緩やかながらも持ち直し基調を維持している。

 

<ロシア200カイリ漁獲量割り当て7割減> 

ロシア200カイリ内の日本漁船の操業条件を決めるための日ロ政府間の交渉は漁獲割当量を前年比7割減の1,962トンとすることで妥協した。

【青森県】基調としては緩やかなに持ち直しの動きが続いている。 

<リンゴの5月の県外市場販売額、前年比15.6%増> 

26年県産リンゴの5月の県外出荷量は、前年比2.1%増の2万1,934ンとなった。これは前3か年の5月平均出荷量を7.1%上回る水準。

【岩手県】持ち直しに向けた動き。 

<雇用情勢、堅調> 

5月の有効求人倍率は1.23倍と震災後最高値を2か月連続で更新。25か月連続1倍台。正社員有効求人倍率は0.58倍。新規求人数は前年同月比7.6%減と2か月連続で減少した。 

【宮城県】全体として景気は、一部に弱い動きがみられるものの、震災復興需要などに伴い経済活動は総じて高水準で推移しており、基調としては緩やかに回復している。 

<宮城県が、仙台塩釜港と北米西岸を結ぶ新定期コンテナ航路を開設> 

同港とアメリカのタコマ港やカナダのバンクーバー港などをダイレクトに結ぶ航路で、今後、木材やパルプの輸入増加が期待される。 

【秋田県】全体として持ち直している 

<「秋田国見山第2風力発電所」が秋田市豊岩・下浜両地区内に完成> 

風力発電の弱点である不安定な出力を安定させるための蓄電池を併設し、災害など停電時には近くの豊岩浄水場に自立的に直接供給できるシステムを備えている。 

【山形県】持ち直しの動きが続いている。 

<電子部品・デバイス、前年水準を下回る> 

4月は、平成22年を100とする生産指数でみて、前年同月比▲1.0%の110.3であった。 

【福島県】個人消費の一部や生産活動などが低調であるものの、公共投資や設備投資が依然として高い水準にあることなどから、全体では回復の動きが続いている。 

<福島大学の平成26年度卒業生の就職率は96.7%と前年度を0.9ポイント上回った> 

平成20年度以来最高となった。県内が41.6%、県外が58.4%だった。

【茨城県】県内経済は、持ち直しの動きがみられる。 

<輸出、増加している>

5月の輸出は前年同月比41.5%増加した。鹿島港は同52.9%増加、日立港は同25.6%増加、つくばインランドデポは同33.1%増加した。

【栃木県】一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復している。 

<観光、持ち直し> 

主要観光地道路の通過車両台数(5月)は前年比+5.8%と前年を上回った。

【群馬県】消費増税後の反動減から緩やかな回復基調にあるものの、足許はやや鈍化している。 

<観光、回復感が鮮明> 

5月の県内主要温泉地の宿泊客数は、天候に恵まれたことや曜日並びの良さのほか、外国人観光客の増加などもあって、10か月連続で前年を上回った(8.4%増)。 

【埼玉県】県内景気は、個人消費は緩やかに回復しているものの、生産活動が弱含むなど、足踏みが見られる。 

<個人消費が緩やかに回復> 

5月の大型小売店販売は、飲食料品を中心に前年比4.9%増。また、消費増税実施前の一昨年対比でも増加。専門店販売は同12.1%増。自動車販売は、軽自動車税の引き上げから同4.9%減。 

【千葉県】一部に弱さがみられるものの、緩やかな回復基調が続いている。 

<輸出、前年同月比10.8%増加> 

5月の成田空港通関輸出額は、前年同月比10.8%増加の6,991億円となり、11か月連続の増加となった。品目別では、ICが減少したものの、半導体等製造装置、科学光学機器、映像記録・再生機器は増加となった。 

【東京都】都内の景気は、緩やかに回復している。百貨店、スーパーの売上は前年を上回り、公共工事や輸出、工業生産(4月)なども増加した。自動車販売や住宅着工数は減少した。

<東京都内の路線価は前年比で平均2.1%増と2年連続で上昇した>

都内税務署ごとの最高路線価は、全48地点のうち47地点で上昇し、横ばいは1地点、下落地点はゼロだった。最も高かったのは、30年連続で中央区銀座5丁目銀座通りの26,960千円/㎡(同14.2%増)だった。 

神奈川県】個人消費や設備投資の持ち直しなどにより、景気は緩やかに回復している。

<観光、減少>

5月の県内ホテルの客室稼働率は横浜で前年水準を上回ったものの、箱根では箱根山の火山活動活性化の影響で前年比2桁の落ち込み。宿泊キャンセルが増加、新規予約も減少している模様。

【新潟県】横這いで推移している。

<県産日本酒の輸出量が前年比10%増の1,887klとなり過去最高を更新>

海外での日本食ブームや円安を追い風に、海外での売り込みが奏功したものとみられる。 

【山梨県】上向きつつある。

<山梨大学が燃料電池関連事業への参入支援>

山梨大学は燃料電池関連事業への企業の参入を支援するため、同大学内に「水素・燃料電池技術支援室」を開設した。

【長野県】一部に弱さもみられるものの、回復に向けた動きが続いている。

<善光寺御開帳による県内経済波及効果は1,137.3億円>

前回(2009年)より約153億円の増加となった。北陸新幹線延伸、夜間集客、「日本一の門町大縁日」によるにぎわい創出などから消費額を押し上げたとみられる。 

【富山県】一部に弱さも見られるが、緩やかな回復基調が続いている。

<上越妙高―糸魚川の乗車人数が3.3倍に>

JR西日本によれば北陸新幹線開業から3か月間で乗車人数(上越妙高―糸魚川)が約246万人に達し、前年同期の在来線特急と比べ3.3倍に増えたと発表した。

【石川県】県内経済は緩やかな回復基調が続いている。

<観光回復、主要温泉地の浴客数は、前年同月比22.8%増>

5月の県内主要観光地の入り込み状況は、兼六園観光客数が前年比71.4%増、外国人観光客の入場者数は前年比9.6%と引き続き増加している。 

【福井県】個人消費については、消費税率引き上げに伴う駆け込みの反動減の影響が残るものの、全体では緩やかな持ち直しの傾向が見られる。

<輸出、持ち直しの動きがある>

5月の敦賀港・福井港の通関輸出額は前年同月比18.2%の増加。地場産業の眼鏡枠・眼鏡は、5月の輸出実績においては前年同月比30.6%の増加となっている。 

【岐阜県】持ち直しが一服。

JTBの最優秀旅館・ホテルに県内2施設が選定される>

JTBが同社協定の全国3,900の旅館・ホテルから「2014年度サービス最優秀旅館・ホテル」4施設を選定。うち、県内の本陣平野屋花兆庵(高山市)と十八楼(岐阜市)の2旅館が選ばれた。 

【静岡県】回復は足踏み状態にある。

<日銀静岡支店の6月短観によれば、業況DIは3で、3月調査に比べ2ポイント改善>

リーマンショック前の2007年9月以来、7年9か月ぶりの高水準。個人消費の回復などを受けて非製造業が全体を牽引した。

【愛知県】持ち直しが一服。

<トヨタ自動車の5月国内生産は21.5万台>

トヨタ自動車の5月国内生産(単体)は21.5 万台(前年同月比85.9%)と前年同月実績を下回った。国内販売は、9.8万台(前年同月比99.5%)と前年同月実績を下回った。 

【三重県】景気は上向いている。

<三菱重工業が松坂工場での航空機生産事業展開について松坂市と工場立地協定締結>

併せて松坂市は、中小の航空部品メーカーなどで組織する航空機部品生産協同組合とも工場立地協定を締結した。 

【滋賀県】一部で堅調な動きも出ているが、総じて弱含みで停滞感がみられる状態と考えられる。

<生産活動、指数低下し伸び悩み>

4月の鉱工業生産指数は前月比2.9%低下し3か月連続の低下。鉄鋼や電気機械は上昇したものの、金属製品や汎用・生産用・業務用機械などは低下。 

【京都府】企業部門は設備投資が伸び悩むも生産は好調水準を堅持。家計部門は消費増税の影響一巡から、底堅く持ち直し。全体では歩調は一進一退も緩やかな回復基調にある。

<和装関連、厳しい減産調整が続く>

前年割れ基調から抜け出せず、底入れ遠のく。5月も前年比▲11.2と18か月連続で前年を下回り、厳しい減産調整が続く。

【大阪府】持ち直しの中、一部低調な動きあり。

<岸和田市は「ふるさと納税」の謝礼品として、底引き網漁の体験と海鮮料理店優待券>

同市では府下全体の漁獲量の7~8割を水揚げしている。 

【奈良県】生産活動などが伸び悩み、全体として弱含み。

<ゴールデンウイークの行楽地の人手が大幅増に>

奈良県警によると、ゴールデンウイークの県内の主な行楽地5か所の人での総数は約79万9,200人で前年比13万6,200人の大幅な増加となった。 

【和歌山県】弱含んでいるものの、一部に持ち直しの動きがみられる。

<和歌山県で開催される「紀の国わかやま国体・大会」の県への経済波及効果を約8104,100万円と推計>

同大会は、9月に44年ぶりに開催される。推計は関西大学の宮本勝浩名誉教授らが発表。

【兵庫県】緩やかに回復している。

<生産活動、回復基調にある

3月の鉱工業生産指数は前月比6.8%増加し、前年との対比では12.6%増加し、前年との対比でもその水準を上回った。

【鳥取県】百貨店販売は前年比で増加、乗用車販売は前年比+8.2%で増加しているが、全体的には横ばいの動きにある。

<鳥取県への移住者が3千人を超える>

鳥取県は、2011~2014の4年間の県外からの居住者が3,418人となったと発表。2007~2010年の3倍近くに達した。20~30代が多く、鳥取、倉吉、琴浦、伯耆への移住が目立った。

【島根県】消費税増税の影響が一巡しつつあり、生産活動に足踏み感はあるものの、個人消費や住宅建築に持ち直しの兆しがみられるなど、基調としては緩やかに持ち直している。

<雇用情勢、持ち直し>

5月の有効求人倍率は、前月比0.05ポイントの増の1.23倍と2か月連続で上昇し、持直し基調を維持している。 

【岡山県】一部で駆け込み需要の反動減の影響が続くものの、緩やかに回復。

<雇用情勢、持ち直しの動き>

5月の有効求人倍率は、前月比0.01%上昇の1.49倍。4月の常用雇用指数は、前年比1.2%上昇と10か月連続の上昇。

【広島県】緩やかに回復している。

<個人消費、底堅く推移している>

5月の乗用車新車販売台数(前年同月比+0.1%)が前年を上回ったほか、百貨店販売額(同+4.0%)、スーパー販売額(同+5.6%)と前年比プラスとなった。

【山口県】生産活動が底堅く推移し、雇用情勢が緩やかに改善する中、個人消費の一部に明るさがみられるなど、景気は緩やかに回復している。

<総合化学メーカー㈱トクヤマが本社機能の一部を創業地の徳山製造所に移すと発表>

東京本社に勤務する約230人のうち、総務や人事など管理部門の社員ら約100人が移動し、営業部門などは都内の別の場所に移転する東京本社に残る。 

【徳島県】景気は緩やかに回復基調が続く。

<住宅建築、堅調な動き>

5月の住宅着工数は、持家が前年比14.0%増加し、貸家も同85.5%増加、全体でも同31.1%の増加。 

【香川県】緩やかな回復を続けている。

<観光、堅調>

5月の県内主要観光地の入込客数は、前年比7.9%増加。

【愛媛県】雇用・所得環境が着実に改善するなか、緩やかな回復基調が続く。

<海面養殖、マダイの浜値は650/kg前後で推移>

相場は強含みだが、上値は重いようだ。ハマチの浜値は700円/kgと、弱含みで推移している。

【高知県】一部に上向く兆しがみられるが、全体としては景気回復に一服感が続いている。

<県森林組合連合会の木材共販取扱量が2014年度、28万4千立方㍍と前年度より9%増え、2年ぶりに過去最高を更新>

大型製材工場「高知おおとよ製材」への供給増などを反映しており、取扱高も前年度に続いて30億円を超えた。 

【福岡県】生産、輸出、個人消費は持ち直し、雇用情勢は改善している。

<県警本部に官民組織「ニセ電話気づかせ隊推進員会」が発足>

偽電話詐欺被害は県内において5月末現在で10億2500万円を突破し、過去最悪のペースとなっていることから、高齢者への呼びかけや警察への通報を呼びかけるもの。 

【佐賀県】低調ながら、一部持ち直しに向けた動きが続くとみられている。

<輸出、低調ながら一部持直し>

5月の伊万里港の輸出額は前年比35.5%減と2か月連続で減少。唐津港の輸出額は前年比106.0%と2か月連続で増加。 

【長崎県】持ち直しの動き。

<公共工事、減少傾向>

5月の公共工事請負額は、国(19.7%減)、県(42.1%減)、市町(69.8%減)で前年を下回り、全体では前年同月比19.7%減と2か月ぶりの減少。

【熊本県】緩やかだが回復しつつある。

<輸出、増加>

4月の県内通関輸出額は、金属鉱及びくずが減少したものの、輸出用機械、木材及びコルクなどが増加したことから、全体では前年比25.6%の増加となった。 

大分県】緩やかながら持ち直しの動きがみられる。

<大分県に就航するフェリー会社6社連携、異なる会社の航路を利用できる旅行ツアーの販売開始>

対象期間は、7~9月で「デスティネーションキャンペーン」の開催に合わせて実施する。

【宮崎県】一部に緩やかな持ち直しの兆し。

<輸出、増加>

5月の細島港通関輸出額(確報)は66億27百万円(前年比25.0%増)と前年比6か月連続で増加。中国、韓国、タイム向けプラスチック、インド、イタリア、中国向けの繊維用糸及び繊維製品などが増加。

【鹿児島県】最近の県内景況は、雇用関連が堅調に推移し、消費関連にも持ち直しの動きがみられる。一方で、観光関連、投資関連が弱含み、さらに生産活動が弱含むなど、全体として弱い動きが続いている。

<鹿児島空港の国際線、過去最高128,000人>

鹿児島空港の国際線利用者がチャーター便も含めて過去最高の12万8,000人を記録した。これまでの最高12年の10万9,000人を上回った。海外客(インバウンド)が大幅に増加。 

【沖縄県】観光関連が好調に推移し、消費関連、建設関連も概ね好調なことから、県内景気は拡大の動きが強まっている。

<軽自動車の比率が6年連続で全国1位>

全国軽自動車協会連合会によると、沖縄県の自動車保有台数に対する軽自動車の比率は、55.7%となり、6年連続で全国1位となった。 

取材協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 

 
地方経済天気図(2015年7月) 印刷
2015年 7月 18日(土曜日) 15:26

 【 総評 】 〜緩やかな回復基調、雇用情勢も着実な改善〜

2015071801

【 北海道 】

北海道の景況は、輸出、公共工事が弱含んでいるものの、住宅建築が下げ止まり、個人消費が持ち直すなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、スーパー販売に加え、インバウンド効果から百貨店販売が増加し、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、下げ止まり。設備投資は、宿泊施設、再生エネルギー関連施設などで新設・改修の動きがみられるなど、持ち直し基調。公共工事は、国が増加したもの、道、独立行政法人等、市町村が減少し、減少傾向。輸出は、魚介類および同調整品が増加したものの、米国向け輸送用機械、台湾向け鉄鋼が減少し、高水準ながら弱含み。

生産活動は、電気機械、パルプ・紙・紙加工品が減少したもの、鉄鋼、金属製品が増加し、持ち直しの兆し。

観光は、外国人客を中心に来道者数が増加し、回復。

雇用は、有効求人倍率が上昇、新規求人数も増加し、緩やかな回復。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

【 東北 】

東北の景況は、輸出が足踏み、公共工事が減少したものの、個人消費が持ち直し、雇用情勢回復に向けた動きにあるなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、百貨店販売、スーパー販売、家電品販売いずれも増加し、底堅い動き。住宅建築は、貸家、分譲住宅が減少したものの、主力の持家が増加し、上向き。設備投資は、需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられるなど、伸び悩み。公共工事は、国、独立行政法人等が減少するなど、減少傾向。輸出は、一般機械が増加したものの、米国向けを中心とする輸送機械が減少し、足踏み。

生産活動は、窯業・土石製品が増加したものの、一般機械、電子部品・デバイス、化学が減少するなど、横這い圏内。

観光は、観光地への入込客が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇し、製造業、医療・福祉で新規求人数が増加するなど、回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 関東 】

関東の景況は、生産活動が足踏みとなったものの、個人消費、雇用情勢が持ち直すなど、持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、百貨店販売でインバウンド効果から衣料品や高額品が増加したほか、スーパー販売も増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、貸家、分譲住宅が増加し、緩やかな回復に向けた動き。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、持ち直し基調。公共工事は、独立行政法人等、都県が増加し増加し、上向き。輸出は、半導体等製造装置、科学光学機器が増加し、持ち直し。

生産活動は、石油・石炭製品が増加したものの、鉄鋼、化学が減少するなど、持ち直し。

観光は、外国人客を中心に観光地への入込が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇し、新規求人数も増加するなど、持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。 

【甲信越 】

甲信越の景況は、設備投資が伸び悩み、生産活動が足踏みになるなど、持ち直しの動きが一服

個人消費は、百貨店販売で衣料品、スーパー販売で飲食料品が増加したものの、乗用車販売が減少し、横ばい圏内。住宅建築は、持家が増加したものの、分譲住宅が減少するなど、弱含み。設備投資は、一部に投資抑制姿勢がみられるなど、伸び悩み。公共工事は、国、市町村が減少し、弱含み。輸出は、輸出機械、プラスチックなどが増加し、足許増加。

生産活動は、電気機械が増加したものの、化学が減少し、足踏み。

観光は、温泉地、観光地への入込が増加し、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇し、宿泊業・飲食サービス業、運輸・郵便業で新規求人数が増加するなど、持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 北陸 】

北陸の景況は、公共工事が弱含んだものの、住宅建築が上向き、個人消費、生産活動が持ち直すなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽自動車ともに減少したものの、大型小売店販売で飲食料品に動きがみられるなど、底堅い動き。住宅建築は、持家、貸家が増加するなど、上向き。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや上向き。公共工事は、県、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、地場産業の眼鏡・眼鏡枠が増加したものの、一般機械が減少し、横這い圏内。

生産活動は、一般機械が減少したものの、パルプ・紙・紙加工品が増加したほか、医薬品も高水準の生産を持続するなど、緩やかな持ち直し。

観光は、北陸新幹線の開業効果から観光地への入込客が増加するなど、上向き。

雇用は、建設業、製造業などで新規求人数が減少したものの、有効求人倍率が上昇するなど、持ち直し。

先行きは、北陸新幹線開業効果もあり、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

【 東海 】

東海の景況は、生産活動は横這い、輸出が減少したものの、個人消費が持ち直し、住宅建築が増加するなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、百貨店販売で衣料品が増加したほか、スーパー販売も増加するなど、一部持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、足許増加。設備投資は、一部に投資計画を積み増す動きがみられるものの、全体として横ばい圏内。公共工事は、県、独立行政法人等が減少するなど、弱含み。輸出は、自動車、科学光学機器が減少し、足許減少。

生産活動は、半導体等電子部品が増加したものの、化学、窯業・土石製品が減少し、横這い圏内。

観光は、観光地、温泉地の入込客数が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、緩やかな回復。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

【 近畿 】

近畿の景況は、個人消費が持ち直したものの、生産活動が横這い、公共工事が弱含むなど、足踏み

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売で、衣料品、飲食料品を中心に増加するなど、全体では底堅い動き。住宅建築は、持家、貸家が減少したものの、分譲住宅が増加し、足許増加。設備投資は、大企業で投資計画を積み増す動きがみられるものの、中小企業は投資抑制姿勢がみられ、全体では伸び悩み。公共工事は、国、府県、市町村いずれも減少し、弱含み。輸出は、半導体関連が持ち直し、建設用・鉱山用機械、有機化合物が増加し、緩やかな持ち直し。

生産活動は、電子部品、デバイスが増加したものの、鉄鋼、金属製品が減少し、全体では横這い圏内。

観光は、外国人観光客の増加などからホテルの客室稼働率が上昇するなど、回復。

雇用は、有効求人倍率が上昇し、現金給与総額が増加するなど、緩やかに改善。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 中国 】

中国の景況は、住宅建築が上向き、個人消費が持ち直しているものの、公共工事が弱含み、輸出が足踏みとなるなど、全体として横這い圏内

個人消費は、大型小売販売店が増加したほか、乗用車販売も普通・小型乗用車で増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加し、やや上向き。設備投資は、一部に投資抑制姿勢がみられるなど、伸び悩み。公共工事は、国、県、市町村いずれも減少し、弱含み。 輸出は、一般機械、有機化合物が増加したものの、自動車、鉄鋼が減少し、回復が足踏み。

生産活動は、電子部品・デバイスが増加したものの、鉄鋼が減少し、全体では横這い。

観光は、温泉地への入込が減少するなど、盛り上がりを欠く。

雇用は、現金給与額が増加し、有効求人倍率が上昇するなど、改善基調。

先行きは、持ち直しに向かうとみられている。

【 四国 】

四国の景況は、輸出、生産活動が横這いとなったものの、個人消費が持ち直し、設備投資が底堅い動きとなるなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売は衣料品、食料品、家電品などが増加し、持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家が増加したものの、分譲住宅上向き。設備投資は、製造業で投資計画を積み増す動きがみられる。公共工事は、国、県、市町村ともに減少し、足許減少。輸出は化学が増加したものの、輸送機械が減少し、横這い圏内。

生産活動は、金属製品が増加したものの、輸送機械、化学が減少するなど、横這い圏内。

観光は、観光地、温泉地への入込客が増加するなど、やや上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇し、現金給与総額が増加するなど、改善。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

【 九州 】

九州の景況は、輸出が横這い、生産活動が足踏みとなったものの、個人消費、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、乗用車販売で普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少したものの、大型小売店販売で衣料品、飲食料品が好調となるなど、持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少し、足許減少。設備投資は、製造業で電気自動車関連、非製造業で大型不動産などの投資計画を積み増す動きがみられ、緩やかな持ち直し。公共工事は、国、県、市町村ともに減少し、横這い圏内。輸出は、石油製品が増加したものの、輸送機械、電気機械が減少し、足踏み。

生産活動は、情報通信機械、電子部品が減少し、横這い圏内。

観光は、海外からのツアー客を中心に温泉地や観光地への入込客が増加するなど、上向き。

雇用は、医療・福祉、卸・小売業で新規求人数が増加し、有効求人倍率も上昇するなど、改善。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

【 沖縄 】

沖縄の景況は、個人消費が持ち直し、観光が回復するなど、拡大

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、百貨店販売、スーパー販売ともに増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、足許増加。設備投資は、貨物車販売、建築着工床面積ともに増加するなど、上向き。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村いずれも減少するなど、足許減少。輸出は、輸送用機器が増加したものの、石油製品、再輸出品が減少するなど、減少傾向。

生産活動は、窯業・土石製品、食料品が増加したものの、金属製品、プラスチック製品が減少し、横這い圏内。

観光は、国内客、外国人客ともに増加し、好調。

雇用は、現金給与総額が増加し、有効求人倍率も上昇するなど、緩やかながら改善に向けた動き。

先行きは、拡大が続くとみられている。

 

協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 

 
各都道府県の地域経済トピックス 2015年6月 印刷
2015年 6月 22日(月曜日) 23:21

【北海道】緩やかながらも持ち直し基調を維持している。

<道庁が地方再生に向けた「北海道創世戦略会議」の骨子まとめる>

重点戦略として、①道産食品輸出1000億円戦略、②外国人観光客300万人戦略、③北海道グローバル人材育成戦略、④北の住まいる戦略、⑤北海道型市域自律圏戦略を提示。

 

【青森県】基調としては緩やかなに持ち直しの動きが続いている。

<リンゴの4月の県外市場販売額、前年比20.2%増>

26年県産リンゴの4月の県外出荷量は、前年比13.6%増の3万1,672トンとなった。これは前3か年の4月平均出荷量を18.0%上回る水準。

 

【岩手県】緩やかな回復の動きに足踏み感。

<雇用情勢、堅調>

4月の有効求人倍率は1.20と震災後最高値を更新。24ヶ月連続1倍台。正社員有効求人倍率は0.56倍。

 

【宮城県】全体として景気は、一部に弱い動きがみられるものの、震災復興需要などに伴い経済活動は総じて高水準で推移しており、基調としては緩やかに回復している。

<宮城県と仙台市など県内17市町村は、第12次復興交付金を申請>

総額は193億24百万円で前回(724億79百万円)日73.3%減となった。津波復興拠点整備事業が約53億円、漁業集落防災機能強化事業が約20億円など。」

 

【秋田県】総じて足踏み状態が続いている。

<湯沢地熱が山葵沢地熱発電所の建設に着手>

最大出力は4万2千キロワット、運転開始は平成31年5月を予定。最深2千メートルの井戸9本配置し、毎時260トンの蒸気を取り出すという。

 

【山形県】持ち直しの動きが続いている。

<電子部品・デバイス、前年水準を下回る>

3月は、平成22年を100とする生産指数でみて、前年同月比▲11.4%の90.4であった。

 

【福島県】個人消費の一部や住宅建築が減少しているものの、公共投資や設備投資が依然として高い水準にあることなどから、全体では回復の動きが続いている。

<ゴールデンウイークの県の高速道路インターチェンジ利用台数は、前年同月比+5.8%>1日平均約97,326台で、県の増加率は東北6県で最高となった。「ふくしまディスティ

ネーションキャンペーン」による観光需要や常磐自動車道全線開通の影響がうかがえる。

 

【茨城県】県内経済は、持ち直しの動きがみられる。

<茨城県プレミアム付き宿泊・周遊券が6月1日から発売された>

「地域住民生活等緊急支援のための交付金」事業として「ふるさと旅行券」で、宿泊券および観光施設の入場や交通費に使える周遊券を半額で購入できるもの。

 

【栃木県】一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復している。

<観光、持ち直し>

平成27年1~3月期の県内への宿泊者数は、204万人と前年同月比+4.0%となった。

 

【群馬県】消費増税後の反動減から緩やかな回復基調にあるものの、足許はやや鈍化している。

<観光、回復感が鮮明>

世界文化遺産の「富岡製糸工場と絹産業遺産群」では、4遺産合計の観光客数が、5月は前年比20.5%増の15万3,546人となった。

 

【埼玉県】県内景気は、個人消費は緩やかに回復し、生産活動に持ち直しが窺われるなど、持ち直しの兆しが見られる。

<個人消費が緩やかに回復>

4月の大型小売店販売は前年比8.1%増。また、消費増税実施前の一昨年対比でも増加。専門店販売は同10.9%増。自動車販売は、軽自動車税の引き上げから同10.8%減。

 

【千葉県】一部に弱さがみられるものの、緩やかな回復基調が続いている。

<日本サッカー協会がサッカー日本代表の専用トレーニング施設の建設候補地を千葉市幕張海浜公園内とすることを決定>

5月16、17日、同公園で、国内では初開催となるレッドブル・エアレースが行われ、2日間で計約12万人の観客が訪れた。

 

【東京都】都内の景気は、緩やかに回復している。百貨店、スーパーの売上や乗用車販などは前年を上回り、住宅着工や公共工事、輸出なども増加した。工業生産(3月)は減少した。

<4月の東京税関内の輸出額は前年比18.8%増と10か月連続で増加続>

主要地向け地向けでは、米国向け(同43.1%増)、EU向け(同0.3%増)、中国向け(同12.5%増)、アジアNIEs向け(同16.4%増)、ASEAN向け(同28.4%増)。

 

【神奈川県】個人消費や生産の持ち直しなどにより、景気は緩やかに回復している。

<プロ野球入場者数、増加>

横浜DeNAベイスターズの県内5月主催試合の入場者数は301,265人と前年を63.1%上回った。1試合あたりの平均入場者数も25,105人と前年を49.5%上回った。

 

【新潟県】横這いで推移している。

<「NGT48」の専用劇場が商業施設「ラブラ2」に設置決定>

人気アイドルグループ「AKB48」の姉妹グループ「NGT48」の専用劇場が開設されることが決まった。新潟駅やバスセンターからのアクセスも良い。

 

【山梨県】上向きの兆しが窺われる。

<北杜市が世界に誇る「水の山」宣言>

北杜市は、5月、市内の水をブランド化して世界に発信する「世界に誇る『水の山』宣言」を発表した。市内の3社と「水の山パートナー協定」を結び、ブランド商品の開発など水による地方再生を図るとしている。

 

【長野県】一部に弱さもみられるものの、回復に向けた動きが続いている。

<「山の日」記念の第1回全国大会開催地が松本市の上高地に決定>

全国「山の日」協議会は16年から祝日となる「山の日」(8月11日)の制定を記念した第1回全国大会開催地を松本市の上高地に決定した。

 

【富山県】一部に弱さも見られるが、緩やかな回復基調が続いている。

<全日空富山―東京便の利用38.7%減>

富山空港を発展させる会は、3月14日の北陸新幹線開業から5月15日まで約2か月間の全日空富山―東京便の利用者が8万7,533人で前年同期間の38.7%減と報告。

 

【石川県】県内経済は緩やかな回復基調が続いている。

<北陸新幹線金沢が開業し、金沢への交流人口の増加が著しい>

ゴールデンウイーク中のJR利用者数では、北陸新幹線(東京・長野方面)39万人で前年比311%増となった。また、在来線特急(京都・大坂方面)でも24.6万人で前年比106%増となった。

 

【福井県】緩やかな持ち直しの傾向が見られるものの、消費税率引き上げに伴う駆け込みの反動減が継続しており、円安傾向の影響により弱い動きも見られる。

<輸出、一進一退>

4月の敦賀港・福井港の通関輸出額は前年同月比16.7%の増加。地場産業の眼鏡枠・眼鏡は、4月の輸出実績においては前年同月比2.4%の増加となっている。

 

【岐阜県】持ち直しが一服。

<「ミラノ万博」に県内の伝統食品を出展>

食や農をテーマにイタリアで今月開幕した「ミラノ万博」の日本館で5月、県内の伝統食品が出店された。美濃加茂市の堂上峯屋柿、高山市の飛騨・高原山椒、飛騨市の寒干し大根の三種。

 

【静岡県】回復は足踏み状態にある。

<県内の外国人宿泊客数が前年比42%増>

2014年の県内の外国人宿泊客数は、過去最多の79万6千人となった。伸び率は前年比42%で、全国平均の34%増を上回っている。

 

【愛知県】持ち直しが一服。

<トヨタ自動車の4月国内生産は24.7万台>

トヨタ自動車の4月国内生産(単体)は24.7 万台(前年同月比97.0%)と前年同月実績を下回った。国内販売は、10.4万台(前年同月比110.6%)と前年同月実績を上回った。

 

【三重県】景気は上向いている。

<三井不動産外資系ホテル「アマリンリゾーツ」を志摩市に誘致>

三井不動産は、5月13日、志摩市にある「合歓の郷ホテル&リゾート」において、東南アジアを中心に滞在型高級リゾートを展開する外資系ホテル「アマンリゾーツ」を誘致すると発表。

 

【滋賀県】好不調のまだら模様の状況がみられ、足踏み状態から上向きはじめた。

<生産活動、指数低下し伸び悩み>

3月の鉱工業生産指数は前月比1.2%低下し2か月連続の低下。金属製品や汎用・生産用・業務用機械などは上昇したものの、化学やプラスチック製品などは低下。

 

【京都府】企業部門は設備投資が弱含むも生産は堅調水準を堅持。家計部門は総じて底堅い動きも力強さには欠ける。全体で回復局面も歩調は一進一退。

<清酒、底入れを探る動き>

伏見の清酒蔵出量は、1月前年比+4.4%、2月動+6.7%の後、直近3月は同▲11.8%と3か月ぶりの前年比マイナスで一進一退の推移。

 

【大阪府】持ち直しの中、一部低調な動きあり。

<南海電鉄が「高野山開創1200年記念大法会」の鉄度輸送実績を発表>

4月2日から5月21日までの期間中、高野山への来訪予測30万人に対し約60万人が来訪し、そのうち21.9%が鉄道利用者だった。

 

【奈良県】生産活動などが伸び悩み、全体として弱含み。

<県立病院機構・新県医療総合センターの起工式行われる>

5月9日、奈良県北部の医療拠点となる県立病院機構・新県医療総合センターの起工式が行われた。荒井知事は、24時間365日断られないER型医療の構築と、がん治療、周産期の体制を整えると話した。

 

【和歌山県】一部に回復に向けた動きがみられるものの、足踏みや停滞感が顕在化してきており、一進一退の状況が続いている。

<紀南熊野ジオパーク推進協議会が「ジオサイト安全管理基準」を作成する方針を決定>

現在約100か所あるジオサイトについて保全整備計画を作成し、ジオサイトへの国道や県道からの誘導や説明版も設置する予定。

 

【兵庫県】緩やかに回復している。

<豊岡市の城崎温泉街に宿泊する外国人観光客が急増>

2014年度の宿泊客数は、11年に比べて12倍となる約1万3千人。急増のきっかけは、同市が13年度に設けた「大交流課」。英語での対応可能な職員を揃え、外国人観光客の誘致に取り組んできた。

 

【鳥取県】百貨店売上は前年比で増加し、乗用車販売も前年比で増加するなど、全体的には持ち直しの動きにある。

<境漁港で5月29日今シーズン初めてクロマグロ約300本が水揚げされる>

昨年より4日早い。水揚げ量は昨年より少ない19.6トンだったが、1匹あたりの平均重量は64キロと昨年の約2倍。

 

【島根県】消費税増税の影響が一巡しつつあり、生産や雇用の改善の動きに足踏み感はあるものの、個人消費や住宅建築に持ち直しの兆しがみられるなど、基調としては緩やかに持ち直している。

<文化審議会が松江城天守を国宝に指定するよう答申>

島根県内の国宝指定建築物としては、出雲大社本殿、神魂神社本殿についで3件目となる。

 

 

【岡山県】一部で駆け込み需要の反動減の影響が続くものの、緩やかに回復。

<倉敷市が「倉敷市本社移転等促進奨励金制度」を新設>

本社機能を倉敷市に移転をしたり、研究施設を設置した場合、条件によって最大で1億240万円の補助が受けられる。

 

【広島県】生産活動が底堅く推移し、雇用情勢が緩やかに改善する中、個人消費の一部に明るさがみられるなど、景気は緩やかに回復している。

<広島港への大型クルーズ船の寄港増加>

このシステムでは、路線バスの待ち時間や遅れ具合などが停留所のディスプレイに表示される他、スマートフォンなどで運行状況を知ることができる。

 

【山口県】生産活動が底堅く推移し、雇用情勢が緩やかに改善する中、個人消費の一部に明るさがみられるなど、景気は緩やかに回復している。

<旭酒造㈱が建設していた純米大吟醸「獺祭」の新酒蔵が完成>

年間の生産能力は従来の約3倍にあたる年間約500万本に拡大。従業員は現在の約170名から300人規模に増員する予定。

 

【徳島県】景気は緩やかに回復基調が続く。

<「全日本レースラフティング選手権大会」が吉野川上流で初開催>

競技ラフティング国内最高峰「全日本レースラフティング選手権大会」が6月20、21日、三好市山城町の吉野川上流で初開催。全国から10数チームの参加が予想されている。

 

【香川県】緩やかな回復を続けている。

<観光、足許減少するも底堅く推移>

4月の県内主要観光地の入込客数は、前年比10.1%減少。

 

【愛媛県】緩やかな回復基調が続くなか、県内の景況感は改善。

<造船、遠洋は2年半~3年程度、近海は1年~1年半の手持ち工事量を有する>

足元は高操業を維持し、大型船建造に備えたドッグ拡張やクレーン新設などの設備投資の動きも目立つ。

 

【高知県】一部に兆しもみられるが、全体としては景気回復に一服感が続いている。

<2014年の県内漁船による漁業生産量が過去最低の昨年からさらに6%減少>

漁業生産量は9万2,659㌧まで落ち込んだ。養殖を除く漁獲量も、カツオの全国的な不漁などが影響し、前年比7%減の7万3,962㌧となり、初めて8㌧を割った前年からさらに減少した。

 

【福岡県】生産、輸出、個人消費は持ち直し、雇用情勢は改善している。

<北九州の市民団体が薬の使用法を音声で紹介>

北九州の市民団体が薬の使用法を音声で紹介するスマートフォン用のアプリを開発した。薬の名称を音声で入力すると、使用法や効能などを音声で答える仕組み。

 

【佐賀県】低調ながら、一部持ち直しに向けた動きが続くとみられている。

<幕末の佐賀藩海軍拠点施設跡「三重津海軍所跡」が世界文化遺産の勧告を受けた>

海軍所は国内初の蒸気船「凌風丸」を建造したほか、有明海の干満差を利用して船を引き入れ、洋式艦船を修理することもできた。

 

【長崎県】持ち直しの動き。

<生産活動、持ち直し>

3月の県内大手・中堅造船の生産高は23.1%増と2か月連続の増加。また、機械・重電の生産高は5.7%増と2か月連続の増加。

 

【熊本県】緩やかな回復が継続している。

<ユネスコが「明治日本の産業革命遺産」を世界文化遺産として登録を勧告>

今回の勧告は、日本が産業国家として変貌を遂げた明治期における重工業資産を「郡」として登録することにしており、構成資産は8県11市23項目に及ぶ。

 

【大分県】緩やかながら持ち直しの動きがみられる。

<おんせん県おおいたDC実行員会から3か月の目標、経済効果100億円を発表>

おんせん県おおいたディスティネーション・キャンペーン(DC)実行委員会は、7月か3か月のDCについて、観光客数は前年同期比15%増、経済効果は100億円とする目標を発表した。

 

【宮崎県】不透明感が残るものの、一部に緩やかな持ち直しの兆し。

<輸出、増加>

4月の細島港通関輸出額(確報)は62億81百万円(前年比5.9%増)と前年比5か月連続で増加。中国・台湾向けの「鉄鋼」11億49百万円(同114.3%増)、インド、イタリア、中国向けが7割を占める「繊維用糸及び繊維製品」17億16百万円(同7.6%増)などが増加。

 

 

【鹿児島県】最近の県内景況は、雇用関連が持ち直し、消費関連にも持ち直しの動きがみられる。一方で、観光関連がやや弱含み、さらに生産活動、投資関連が弱含むなど、全体として弱い動きが続いている。

<14年度県産の和牛輸出4割増>

輸出量は前年度比44%増の531㌧の大幅増となった。国・地域別では香港247㌧、シンガポール79㌧、アメリカ63㌧などとなった。

 

【沖縄県】観光関連が好調に推移し、消費関連、建設関連も概ね好調なことから、県内景気は拡大の動きが強まっている。

<大型MICE施設の建設地を与那原町、西原町にまたがるマリンタウン東浜地区に決定>

同地区は、13.9ヘクタールの敷地に多目的ホールや展示場などを整備し、2020年度の供用開始を目指す。

 

取材協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 

 
地方経済天気図(2015年6月) 印刷
2015年 6月 22日(月曜日) 23:18

3015062201

2015年6月 地方経済の状況

【 総評 】 〜緩やかな回復〜

【 北海道 】

北海道の景況は、公共工事、輸出が弱含んでいるものの、個人消費、設備投資が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売、スーパー販売ともに増加し、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持家、貸家が減少したもの、分譲住宅が大型マンションの着工により大幅に増加し、下げ止まりの兆し。設備投資は、小売関係施設、宿泊施設などで新設・改修の動きがみられるなど、持ち直し基調。公共工事は、国、道が減少し、減少傾向。輸出は、魚介類および調整品が増加したものの、輸送用機械、鉄鋼が減少し、弱含み。

生産活動は、鉄鋼、金属製品が減少したものの、パルプ・紙・紙加工品が増加し、持ち直しの兆し。

観光は、外国人客を中心に来道者数が増加し、回復。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

【 東北 】

東北の景況は、公共工事が足許減少した一方、住宅建築が上向き、個人消費、輸出が持ち直すなど、やや上向き。

個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少したものの、百貨店販売、スーパー販売ともに増加し、一部持ち直し。住宅建築は、分譲住宅が減少したものの、持家、貸家が増加し、上向き。設備投資は、需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられるなど、伸び悩み。公共工事は、独立行政法人等、市町村が増加したものの、国、県が減少するなど、足許減少。輸出は、非鉄金属、一般機械が増加し、持ち直し。

生産活動は、窯業・土石製品が増加したものの、電気機械が減少するなど、横這い圏内。

観光は、観光地への入込客が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、医療・福祉で新規求人数が増加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

 

 


【 関東 】

関東の景況は、生産活動が足踏み、公共工事が弱含んだ一方、輸出が持ち直し、住宅建築も回復に向けた動きとなるなど、上向き。

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、百貨店販売でインバウンド効果から化粧品や高額品が増加したほか、コンビニエンスストア販売も増加するなど、一部に持ち直し。住宅建築は、貸家が減少したものの、持家、分譲住宅が増加し、緩やかな回復に向けた動き。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや持ち直し基調。公共工事は、都県、市町村が増加し増加し、上向き。輸出は、米国向けを中心に鉄鋼、原動機、科学光学機器が増加し、持ち直し。

生産活動は、化学、石油・石炭製品が増加したものの、輸送機械、電気機械減少するなど、足踏み。

観光は、外国人客を中心に観光地への入込数が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

 

【甲信越 】

甲信越の景況は、住宅建築が弱含み、輸出が低調となるなど、持ち直しの動きが一服。

個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽自動車ともに減少したものの、百貨店販売で衣料品、スーパー販売で食料品が増加するなど、横ばい圏内。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家が減少するなど、弱含み。設備投資は、医療・介護関連施設が堅調に推移するなど、やや上向き。公共工事は、国、県が減少し、弱含み。輸出は、建設用・鉱山用機械、非鉄金属などが減少し、低調。

生産活動は、情報通信機械が増加したものの、輸送機械、電気機械が減少し、足踏み。

観光は、外国人客を中心に温泉地、観光地への入込客が増加し、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、情報通信業、サービス業で新規求人数が増加するなど、持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

 


【 北陸 】

北陸の景況は、公共工事が減少傾向にあるものの、住宅建築が上向き、個人消費、生産活動が持ち直すなど、やや上向き。

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽自動車ともに減少したものの、大型小売店販売で家電品に動きがみられるなど、一部持ち直し。住宅建築は、持家、分譲住宅が減少したものの、貸家が増加するなど、上向き。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや上向き。公共工事は、国、独立行政法人等が減少するなど、減少傾向。輸出は、一般機械、精密機械に加え、地場産業の眼鏡・眼鏡枠も増加。

生産活動は、輸送機械が減少したものの、汎用・生産用・業務用機械が増加したほか、医薬品も高水準の生産を持続するなど、緩やかな持ち直し。

観光は、北陸新幹線の開業効果から、観光地への入込客が増加するなど、上向き。

雇用は、建設業、製造業、医療・福祉、卸・小売業などで新規求人数が増加するなど、持ち直し。

先行きは、北陸新幹線開業効果もあり、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 東海 】

東海の景況は、設備投資、生産活動は横這いとなったものの、輸出が持ち直すなど、緩やかながら持ち直し。

個人消費は、百貨店販売、スーパー販売ともに増加したものの、乗用車販売が減少するなど、足踏み。住宅建築は、貸家が増加したものの、持家、分譲住宅が減少するなど、弱含み。設備投資は、一部に投資計画を積み増す動きがみられるものの、全体として横ばい圏内。公共工事は、国、独立行政法人等が減少するなど、弱含み。輸出は、自動車、金属加工機械が増加するなど、緩やかな持ち直し。

生産活動は、輸送機械が増加したものの、電気機械、化学が減少し、横這い圏内。

観光は、観光地、温泉地の入込客数が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、所定労働時間も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。


【 近畿 】

近畿の景況は、住宅建築が弱含み、設備投資が伸び悩んだものの、個人消費が持ち直し、全体としては横這い。

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売で、衣料品、飲食料品を中心に増加するなど、全体では底堅い動き。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少し、弱含み。設備投資は、大企業で投資計画を積み増す動きがみられるものの、中小企業で投資抑制姿勢がみられるなど、全体では伸び悩み。公共工事は、府県、市町村が増加し、足許増加。輸出は、米国、欧州向けが増加したものの、伸びは限定的。

生産活動は、電子部品、デバイスが増加したものの、鉄鋼、化学に弱い動きがみられ、全体では横這い圏内。

観光は、ホテルの客室稼働率が上昇するなど、持ち直し。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、現金給与総額が増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 中国 】

中国の景況は、輸出、雇用が持ち直したものの、公共工事が弱含み、全体として横這い圏内。

個人消費は、大型小売販売店が増加したほか、乗用車販売も普通・小型乗用車で増加するなど、底堅い動き。住宅建築は、貸家が増加したものの、持家、分譲住宅が減少し、弱含み。設備投資は、建築着工床面積が増加するなど、緩やかな持ち直し。公共工事は、国、独立行政法人等、県、市町村いずれも減少し、弱含み。 輸出は、自動車、電気機械、化学が増加するなど、緩やかな持ち直し。

生産活動は、電子部品・デバイスが増加したものの汎用・生産用・業務用機械が減少し、全体では横這い。

観光は、温泉地、観光地により明暗が分かれ、横這い圏内。

雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、持ち直し基調。

先行きは、不透明感が残るものの、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

 


【 四国 】

四国の景況は、個人消費が持ち直し、住宅建築が上向きになるなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽乗用車ともに減少したものの、大型小売店販売は食料品、家電品などが増加し、持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加し、上向き。設備投資は、製造業で投資計画を積み増す動きがみられる。公共工事は、国、県が減少したものの、市町村が増加し、やや上向き。輸出は化学製品が増加したものの、船舶が減少するなど、足許減少。

生産活動は、汎用・生産用・業務用機械、化学が増加したものの、非鉄金属が減少するなど、横這い圏内。

観光は、観光地への入込客やホテル・旅館の宿泊客数が減少するなど、足踏み。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、卸売業・小売業、医療・福祉、宿泊業・サービス業などで新規求人数が増加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

【 九州 】

九州の景況は、輸出が減少したものの、生産活動が上向き、個人消費が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、乗用車販売で普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少したものの、大型小売店販売で衣料品、飲食料品が好調となるなど、持ち直し。住宅建築は、貸家が増加したものの、持家分譲住宅が減少するなど、横這い圏内。設備投資は、製造業で電気自動車関連、非製造業で大型不動産などの投資計画を積み増す動きがみられ、緩やかな持ち直し。公共工事は、国が増加したものの、県、市町村が減少し、足踏み。輸出は、一般機械が増加したものの、韓国および香港向けの電子部品が減少し、足許減少。

生産活動は、輸送機械が減少したもの、電子部品・デバイスが増加し、やや上向き。

観光は、温泉地や観光地への入込客が増加するなど、上向き。

雇用は、サービス業、卸・小売業で新規求人数が増加したほか、有効求人倍率も上昇するなど、持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

 


【 沖縄 】

沖縄の景況は、個人消費が持ち直し、観光が回復するなど、拡大。

個人消費は、乗用車販売は軽乗用車振るわず減少したものの、百貨店販売、スーパー販売ともに増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少し、足許減少。設備投資は、建築着工床面積が減少したものの、貨物車販売が増加するなど、横這い圏内。公共工事は、国、独立行政法人等、市町村いずれも減少するなど、足許減少。輸出は、輸送用機器が減少したものの、再輸出品、飲料品が増加するなど、上向き。

生産活動は、横這い圏内。

観光は、国内客、外国人客ともに増加し、好調。

雇用は、現金給与総額が増加したほか、有効求人倍率も上昇するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、拡大が続くとみられている。

協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 
各都道府県の地域経済トピックス 2015年5月 印刷
2015年 5月 26日(火曜日) 00:41

【北海道】緩やかながらも持ち直し基調を維持している。

<海外向けに道産商品のインターネット通販事業をスタート>

北海道開発局や道庁など産官学が連携して、海外向けに道産商品のインターネット通販事業をスタートさせる。英語と中国語に対応する電子商取引サイトを6月めどに開設。

 

【青森県】基調としては緩やかなに持ち直しの動きが続いている。

<リンゴの3月県外市場販売額、前年比18.2%増>

26年県産リンゴの3月の県外出荷量は、前年比17.7%増の3万7,801トンとなった。これは前3か年の3月平均出荷量を25.6%上回る水準。

 

【岩手県】持ち直しの動きに足踏み感。

<三陸鉄道の全線運行再開から4月6日で1年>

平成26年度の乗車人員は754千人と前年度より256千人増加した。

 

【宮城県】全体として景気は、一部に弱い動きがみられるものの、震災復興需要などに伴い経済活動は総じて高水準で推移しており、基調としては緩やかに回復している。

<石巻市に日本製紙石巻エネルギーセンター㈱(仮称)設立>

日本製紙と三菱商事混焼火力発電設備を設置し発電事業を行う。

 

【秋田県】一部に持ち直しの動きがみられるが、総じて足踏み状態が続いている。

<秋田県酒造組合が「美酒王国・秋田」マイスターを養成する指定制度を創設>

地方創世事業の一つ。県内の飲食店やホテルなどの関係者を対象に日本酒に関する講座を開催し、試験に合格した人を清酒マイスターに認定する。

 

【山形県】持ち直しの動きが続いている。

<電子部品・デバイス、14か月ぶりに前年水準を下回る>

2月は、平成22年を100とする生産指数でみて、前年同月比▲4.8%の96.5だった。

 

【福島県】個人消費の一部や住宅建築が減少しているものの、公共投資や設備投資が依然として高い水準にあることなどから、全体では回復の動きが続いている。

<ベトナム航空がチャーター便5往復運行>

ベトナム航空は、福島県で開催中の「ふくしまディスティネーションキャンペーン」に合わせて4月から6月までベトナムと福島空港を結ぶチャーター便を5往復運行。ベトナムからの観光客約630人が福島県を訪れる予定。

 

【茨城県】県内経済は、持ち直しの動きがみられる。

<科学万博―つくば’85 30周年記念行事開催>

27年春は第一弾として、復刻版菓子の販売と「つくばエキスポセンター」での「バックヤードツアー」を開催。

 

【栃木県】一部に弱さがみられるものの、緩やかに回復している。

<「とちぎの百様(ひゃくさま)」選定>

日光東照宮など有名建築物から、しもつかれなど郷土料理まで幅広く入っている。百様を活用して県の魅力をPRしていく。

 

【群馬県】消費増税後の反動減から緩やかな回復基調にあるものの、足許はやや鈍化している。

<群馬経済研究所、電子マネーの利用状況をアンケート調査>

調査対象の54%が電子マネーを利用し、月に1万円以上支出していることが分かった。

 

【埼玉県】県内景気は、個人消費は緩やかに回復しているものの、住宅建築や設備投資が低調に推移するなど、総じて足踏みしている。

<ラグビー2019年ワールド日本大会の開催地に県営熊谷ラグビー場>

熊谷市以外の開催地は、札幌市、釜石市、東京都、横浜市、静岡県、豊田市、東大阪市、神戸市、福岡市、熊本市、大分県の11自治体。

 

【千葉県】一部に弱さがみられるものの、緩やかな回復基調が続いている。

<東京五輪・パラリンピックの室内競技が幕張メッセに内定>

4月14日、2020年の東京五輪・パラリンピックの室内競技が幕張メッセで開催されることが内定、県財政への影響が見込まれる。

 

【東京都】都内の景気は、緩やかに回復しているものの、消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動などから、弱い動きも見られる。百貨店、スーパーの売上や乗用車販などは前年をした回ったものの、住宅着工や公共工事、輸出などは増加した。

<都内の企業倒産24年ぶりに2,000件を下回る>

東京都によると、2014年度都内の企業倒産は1,859件、前年度比▲13.0%と1990年以来24年ぶりに2,000件を下回った。

【神奈川県】個人消費や生産の持ち直しなどにより、景気は緩やかに回復している。

<生産活動、持ち直し>

2月の製造工業生産指数は前月比4.2%低下したものの、3か月移動平均は4か月連続で上昇した。電気機械や食料品・飲料などが上昇。

 

【新潟県】横這いで推移している。

<ゴールデンウイークの宿泊予約の伸び率で新潟県が全国トップに>

楽天トラベルによると今年のゴールデンウイーク宿泊予約の都道府県別ランキングで、新潟県の伸び率が全国トップとなった(前年比113.7%)。

 

【山梨県】上向きの兆しが窺われる。

<2014年度の県内への移住が199人>

山梨県は、東京・有楽町に設置した「やまなし暮らし支援センター」を通じて、2014年度に199人が県内に移住したと発表した。移住要因として「自然環境に恵まれている」「アクセスが良い」など。

 

【長野県】一部に弱さもみられるものの、回復に向けた動きが続いている。

<善光寺で7年に一度の御開帳が開幕>

開幕から2週間となる4月19日までの参拝客数は153万2,700人と推計され、過去最高だった前回(09年)同時期の150万3千人を上回った。

 

【富山県】一部に弱さも見られるが、緩やかな回復基調が続いている。

<県内の大学・短大など今春卒の就職率は97.2%で過去最高>

景気回復を背景に企業が行っていることが要因。内定者のうち県内企業に就職したのは6割強だった。

 

【石川県】県内経済は緩やかな回復基調が続いている。

<北陸新幹線金沢が開業し、金沢への交流人口の増加が著しい>

今年に入り兼六園などの主要施設の入り込み状況は、兼六園19.5%増、輪島朝市40.1%増と大幅な増加となっている。

 

【福井県】緩やかな持ち直しの傾向が見られるものの、消費税率引き上げに伴う駆け込みの反動減が継続しており、円安傾向の影響により弱い動きも見られる。

<輸出、一進一退>

3月の敦賀港・福井港の通関輸出額は前年同月比1.2%の増加。地場産業の眼鏡枠・眼鏡は、3月の輸出実績においては前年同月比9.7%の増加となっている。

 

【岐阜県】持ち直しが一服。

<岐阜県が名古屋市栄のアオシス21にアンテナショップ「ジ・フーズ」を設置>

県では、6次産業化製品のテストマーケティングと農産物の拡販のため、対象火地である名古屋市栄のアオシス21にアンテナショップ「ジ・フーズ」を平成26年8月から設置しているが、4月にリフレッシュ・オープン。

 

【静岡県】回復は足踏み状態にある。

<静岡空港が開港から5年11ヶ月で搭乗者数累計300万人達成>

県では、国内線が回復傾向にあり、中国路線が爆発的に増加していることなどから、年間70万人の目標を17年には達成したいとしている。

 

【愛知県】持ち直しが一服。

<トヨタ自動車の3月国内生産は29.5万台>

トヨタ自動車の3月国内生産(単体)は29.5 万台(前年同月比95.0%)と前年同月実績を下回った。国内販売は、18.8万台(前年同月比84.6%)と前年同月実績を下回った。

 

【三重県】景気は上向きつつある。

<明和町の「祈る皇女斎王のみやこ 斎宮」が日本遺産に認定される>

日本遺産は、文化庁が認定する地域の歴史的魅力や特色を通じて国内外への魅力発信や地域活性化を図る有形・無形文化財で、三重県では斎宮が初めての認定。

 

【滋賀県】引き続き弱含みの足踏み状態にある。

<生産活動、2か月ぶりの低下>

2月の鉱工業生産指数は前月比5.0%低下2か月ぶりの低下。電気機械と繊維はわずかに上昇したものの、輸送機械や窯業・土石、食料品などは大幅低下。

 

【京都府】企業部門は設備投資悩むも生産は堅調水準を堅持。家計部門は前年駆け込みピーク時との対比で基調は前年割れも底堅さは持続。全体の緩やかに持ち直し。

<7月18日から11月15日にかけ「海の京都博」を開催>

京都府と府北部7市町村は、海の魅力や歴史文化、豊かな自然の恵みを発信するイベントを「海の京都博」を7月18日から11月15日にかけて開催する。

 

【大阪府】持ち直しの中、一部低調な動きあり。

<大坂城の落城から400年>

5月7日、豊臣家が滅亡した「大坂夏の陣」による大坂城の落城kら400年のイベント「天下泰平の灯」として天守閣に400個のあんどんが点灯された。

 

【奈良県】一位に上向きの動きがあるものの、全体として弱含み。

<観光、改善基調>

3月の奈良市および周辺主要ホテル9社の客室稼働率は、前年比2.8ポイント上昇の84.6%。宿泊客数は前年比3.9%増。

 

【和歌山県】一部に回復に向けた動きがみられるものの、足踏みや停滞感が顕在化してきており、一進一退の状況が続いている。

<和歌山大学発ベンチャー企業「パワーアシストインタナショナル」設立される>

ミカンなどの農業の集荷雨物を入れるコンテナの持ち上げや運搬、中腰での作業を助けるアシストスーツを研究・製造・販売する計画。

 

【兵庫県】緩やかに回復している。

<但馬地域のスキー場の入り込み客数が前年度比3.2%増>

2014年度の、但馬地域のマスキー場の入り込み客数は63万8,400人で13年度を3.2%上回り、最近10年間で3番目に多かったこと但馬県民局のまとめで分かった。

 

【鳥取県】百貨店売上は前年比で減少し、乗用車販売も前年比で減少するなど下振れするも、全体的には持ち直しの動きにある。

<若桜鉄道、45年ぶりにSL走行 定期運行の可能性を探る社会実験>

鳥取県の八頭、若桜両街を走る第三セクター若桜鉄道は4月11日、若桜―八東駅間の9.4㌔で蒸気機関車を走行させた。

 

【島根県】消費税増税前の駆け込み需要の反動により個人消費などに弱さが残るものの、雇用情勢が持ち直し傾向にあるなど、基調としては緩やかに持ち直している。

<津和野町の「津和野今昔~百景図を歩く」が日本遺産に認定>

津和野藩士だった栗本格斉藤が幕末の藩内の風景を描いた「津和野百景図」には、藩内の名所、自然、伝統芸能、風俗、人情などの絵画と解説が100枚描かれている。

 

【岡山県】一部で駆け込み需要の反動減が続くものの、緩やかに回復。

<観光、横ばい>

3月の主要観光地の入り込み客数は、前年比9.1%増と2か月連続の前年比増加。

 

【広島県】全体として横這い圏内の動きとなっている。

<3月にバスロケーションシステムが導入された>

このシステムでは、路線バスの待ち時間や遅れ具合などが停留所のディスプレイに表示される他、スマートフォンなどで運行状況を知ることができる。

 

【山口県】生産活動が底堅く推移し、雇用情勢が緩やかに改善する中、個人消費の一部に明るさがみられるなど、景気は緩やかに回復している。

<㈱トクヤマが県や周南市と共同の「地域連携・低炭素水素技術実証実験」採択される>

今後5年間で周南コンビナートから発生する副生水素を、燃料電池車等に利用するなど水素を活用した地産地消・地域間連携の構築・実証を展開。

 

【徳島県】景気は緩やかに回復基調が続く。

<購入価格の20%分の特典が付いた地域商品券「阿波とくしま商品券」販売を開始>

今年から導入した電話(100台)予約にも12万件を越える電話があり、つながりにくい状況が続いた。

 

【香川県】緩やかな回復を続けている。

<観光、足踏み状態>

3月の県内主要観光地の入込客数は、前年比7.7%減少。

 

【愛媛県】雇用情勢の改善が続くなか、緩やかな回復基調が続く。

<海運市況、厳しい状況続く>

遠洋はバルカーの市況の低迷が続き、ケープサイズ1年物傭船料が1万ドル/日を割り込んだ。ケープサイズの不振が中古型バルカーにも波及し、市況は厳しい状況が続いている。

 

【高知県】一部に弱めの動きがみられ、景気回復に一服感が続いている。

<高知大学の新学部「地域協働学部」が始動>

地域の課題解決と活性化に向けて、学生と住民が一緒になって考え、学び、実践する。起業家や地域再生を担う行政リーダーの育成を目指す。

 

【福岡県】個人消費、生産は持ち直し、雇用は緩やかに改善しつつある。

<博多港にクルーズセンターが完成>

急増するクルーズ客に対し待合環境の改善を図るため、出入国ブースを現在の8か所から20か所へ増設。

 

【佐賀県】低調ながら、一部持ち直しに向けた動きが続くとみられている。

<観光、低調ながら一部持ち直し>

3月の唐津地区は、春の行楽シーズンに入り、回復の兆しが見えてきた。また、2月の春節以降外国人客も増加。

 

【長崎県】持ち直しの動き。

<2月実施の長崎経済研究所「人手不足の県内企業に対する影響」>

正社員等と契約・パート・バイト等を含めた会社全体での人員の過不足では、「(やや)不足」が49.1%を占め、「(やや)過剰」は7.8%にとどまった。

 

【熊本県】緩やかな回復が持続している。

<輸出、増加>

3月の県内通関輸出額は、一般機械などが減少したものの、鉄鋼、電気機械などが増加したことから、全体では前年比17.9%の増加となった。前年比での増加は4か月連続。

 

【大分県】持ち直しの兆し。

<4月16日に大分駅ビル「JRおおいたシティ」がオープン>

オープン初日は11万6千人が来場。24日には、大分県立美術館「OPAM」も開館した。

 

【宮崎県】足踏み状態にある。

<輸出、増加>

3月の細島港通関輸出額(描く方は75億24百万円(前年比20.7%増)と前年比4か月連続で増加。

 

【鹿児島県】最近の県内景況は、雇用関連が持ち直し、消費関連が横ばいとなっている。一方で、観光関連がやや弱含み、さらに生産活動、投資関連が弱含むなど、全体として弱い動きが続いている。

<子牛価格が最高の51万9,000円 14年度平均>

県の14の家畜市場で14年度に取引された和牛子牛平均価格は51万9,000円(前年度比9.8%増)となり、過去最高を更新した。

 

【沖縄県】観光関連が好調に推移し、消費関連、建設関連も概ね好調なことから、県内景気は拡大の動きが強まっている。

<4月25日、北中城村に「イオンモール沖縄ライカム」がオープンした>

総賃貸面積は7万8,000㎡で「イオンモール福岡」に次いで九州2番目の売り場面積となる。

 

取材協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 

 
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