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地銀レポート
地方経済天気図(2015年5月) 印刷
2015年 5月 23日(土曜日) 13:09

【 総評 】 〜緩やかな回復〜

2015052201

【 北海道 】

北海道の景況は、輸出が弱含んでいるものの、個人消費、観光が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、消費増税前の駆け込み需要による反動に伴い、乗用車販売が減少したほか、大型小売店販売、スーパー販売ともに減少したものの、2年前比では小幅ながらも増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持家、貸家が概ね前年並みの水準を維持し、下止まりの兆し。設備投資は、物流関係施設、宿泊施設などでの新設・改修の動きがみられるなど、持ち直し基調。公共工事は、国、独立行政法人等、道、市町村が減少し、弱含み。輸出は、中国向け魚介類および調製品が増加したものの、米国向けの輸送用機械、マレーシア向けの鉄鋼が減少し、弱含み。

生産活動は、金属製品、石油・石炭製品が増加したものの、鉄鋼、パルプ・紙・紙加工品が減少し、横這い圏内。

観光は、外国人客を中心に来道者数が増加し、回復。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 東北 】

東北の景況は、設備投資が伸び悩み、公共工事が足許減少した一方、輸出が持ち直すなど、やや上向き。

個人消費は、大型小売店販売で飲食料品が減少したほか、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少するなど、弱含み。住宅建築は、持家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少し、低調。設備投資は、需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられるなど、伸び悩み。公共工事は、県、市町村が増加したものの、国、独立行政法人等が減少するなど、足許減少。輸出は、船舶、一般機械が増加し、持ち直し。

生産活動は、電子機械、電子部品・デバイスが増加したものの、鉄鋼が減少するなど、横這い圏内。

観光は、観光地への入込客が振るわず、盛り上がりを欠く。

雇用は、製造業、医療・福祉で新規求人数が増加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 関東 】

関東の景況は、生産活動が足踏み、公共工事が弱含んだ一方、輸出が持ち直し、住宅建築も回復に向けた動きとなるなど、上向き。

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽乗用車とも減少したものの、百貨店販売でインバウンド効果から化粧品や高額品が増加したほか、コンビニエンスストア販売も増加するなど、一部に持ち直し。住宅建築は、持家、分譲住宅が減少したものの、貸家が増し、緩やかな回復に向けた動き。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや上向き。公共工事は、国、市町村が増加したものの、都県が減少するなど、弱含み。輸出は、米国向けを中心に自動車、鉄鋼、半導体製造装置が増加し、持ち直し。

生産活動は、電子部品、食料品が増加したものの、輸送機械が横這いとなり、足踏み。

観光は、観光地への入込数が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【甲信越 】

甲信越の景況は、住宅建築が上向いたものの、個人消費が横這い、公共工事が低調となるなどが足踏みとなるなど、持ち直しの動きが一服。

個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽自動車ともに減少、百貨店販売が低調となったものの、スーパー販売で食料品が増加するなど、横ばい圏内。住宅建築は、持家、分譲住宅が増加し、やや上向き。設備投資は、医療・介護関連が堅調に推移するなど、やや上向き。公共工事は、県、市町村が減少し、低調。輸出は、輸送機械、鉄鋼が減少し、弱含み。

生産活動は、電気機械が増加したものの、輸送機械が弱含み、足踏み。

観光は、温泉地、観光地への入込客が増加し、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、製造業、卸・小売業で新規求人数が増加するなど、持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 北陸 】

北陸の景況は、公共工事が減少傾向にあるものの、住宅建築も上向き、個人消費、生産活動が持ち直すなど、やや上向き。

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽自動車ともに減少したものの、大型小売店販売で飲食料品に動きがみられるなど、一部持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも増加するなど、上向き。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや上向き。公共工事は、県、市町村が減少するなど、減少傾向。輸出は、一般機械、電気機械、精密機械に加え、地場産業の眼鏡・眼鏡枠が足許増加したものの、一進一退。

生産活動は、汎用・生産用・業務用機械が増加したほか、医薬品も高水準の生産を持続するなど、緩やかな持ち直し。

観光は、観光地への入込客が増加するなど、上向き。

雇用は、建設業、製造業、医療・福祉、サービス業などで新規求人数が増加するなど、持ち直し。

先行きは、北陸新幹線開業効果もあり、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 東海 】

東海の景況は、設備投資、生産活動は横這いとなったものの、住宅建築が上向き、輸出が持ち直すなど、緩やかながら持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽乗用車とも減少したほか、百貨店販売、スーパー販売も減少するなど、足踏み。住宅建築は、持家が減少したものの、分譲住宅、貸家が増加するなど、やや上向き。設備投資は、一部に投資計画を積み増す動きがみられるものの、全体として横ばい圏内。公共工事は、県、独立行政法人等が減少するなど、弱含み。輸出は、自動車、金属加工機械が増加するなど、緩やかな持ち直し。

生産活動は、電子部品・デバイスが増加したものの、輸送機械が横這い、鉄鋼が減少し、足許一服。

観光は、観光地の入込客数が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、所定労働時間も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

【 近畿 】

近畿の景況は、輸出、生産活動が緩やかに回復しているものの、設備投資が伸び悩み、公共工事が弱含むなど、全体としては横這い。

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売で飲食料品を中心に増加するなど、一部に持ち直し。住宅建築は、貸家が増加したものの、持家、分譲住宅が減少し、低調。設備投資は、大企業で投資計画を積み増す動きがみられるものの、中小企業で投資抑制姿勢がみられるなど、全体では伸び悩み。公共工事は、国、独立行政法人等が減少し、弱含み。輸出は、米国、欧州向けが増加したものの、伸びは限定的。

生産活動は、電気機械、金属製品が増加したものの、鉄鋼、自動車に弱い動き。

観光は、ホテルの客室稼働率が上昇するなど、持ち直し。

雇用は、新規求人数が増加したほか、現金給与総額が増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 中国 】

中国の景況は、個人消費に底堅い動きがみられ、雇用がもち直し基調を維持するなど、全体として緩やかな持ち直し。

個人消費は、消費増税前の駆け込み需要の反動から、大型小売店販売、乗用車販売ともに前年比減少となったものの、全体では底堅い動き。住宅建築は、貸家が増加したものの、持家、分譲住宅が減少し、弱含み。設備投資は、投資計画を積みます動きがみられ、全体では緩やかなもち直し。公共工事は、市町村が増加したものの、国、県、独立行政法人等が減少し、やや弱含み。 輸出は、自動車、一般機械、造船が増加するなど、緩やかな持ち直し。

生産活動は、電子部品・デバイスが増加したものの、鉄鋼が減少し、全体では横這い。

観光は、温泉地、観光地により明暗が分かれ、横這い圏内。

雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、持ち直し基調を維持。

先行きは、不透明感が残るものの、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

【 四国 】

四国の景況は、住宅建築が増加、公共工事が上向き、個人消費が持ち直すなど、緩やかな持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽乗用車ともに前年比減少したものの、大型小売店販売は食料品、雑貨などが底堅く推移し、持ち直しの動き。住宅建築は、持が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加し、足許増加。設備投資は、製造業で投資計画を積み増す動きがみられる。公共工事は、国、県、市町村が増加し、やや上向き。輸出は、船舶、セメントが増加したものの、紙類および同製品が減少し、横這い圏内。

生産活動は、輸送機械、化学が増加したものの、一般機械、電気機械が減少し、全体では足踏み。

観光は、観光地への入込客が増加するなど、足踏み。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、現金給与総額が増加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

【 九州 】

九州の景況は、生産活動、輸出が足踏みとなったものの、個人消費、設備投資が持ち直し、緩やかな持ち直し。

個人消費は、乗用車販売で普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少したものの、百貨店販売で高額品、スーパー販売で飲食料品が好調となるなど、一部持ち直し。住宅建築は、貸家、分譲住宅いずれも減少したものの、持家が増加するなど、下げ止まり。設備投資は、製造業で電気自動車関連、非製造業で大型不動産などの投資計画を積み増す動きがみられ、緩やかな持ち直し。公共工事は、県、独立行政法人等が減少したものの、国、市町村が増加し、横這い圏内。輸出は、一般機械が増加したものの、韓国および香港向けの電子部品が減少し、足踏み。

生産活動は、プラスチック製品が増加したものの、鉄鋼が減少し、全体では横這い。

観光は、温泉地や観光地への入込客が増加するなど、上向き。

雇用は、医療・福祉、製造業で新規求人数が増加したほか、有効求人倍率も上昇するなど、持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。 


【 沖縄 】

沖縄の景況は、個人消費が持ち直し、観光が回復するなど、拡大。

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車で減少したものの、軽乗用車が増加に転じたほか、百貨店販売が食料品を中心に増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少し、足許減少。設備投資は、建築着工床面積が減少したものの、貨物車販売が増加するなど、横這い圏内。公共工事は、国、独立行政法人等、市町村が増加するなど、回復。輸出は、金属鉱およびくずが減少したものの、石油製品、鉄鋼が増加するなど、上向き。

生産活動は、横這い圏内。

観光は、外国人客が引き続き増加するなど、好調。

雇用は、現金給与総額が増加したほか、有効求人倍率も上昇するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、拡大が続くとみられている。

 

協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 

 

最終更新 2015年 7月 06日(月曜日) 23:23
 
各都道府県の地域経済トピックス 2015年4月 印刷
2015年 4月 26日(日曜日) 13:56

【北海道】公共工事が減速しているものの、設備投資の底堅さ、観光関連での堅調さ持続などから、緩やかながらも持ち直し基調を維持している。 

<北海道ヘルスケア産業振興協議会設立> 

4月1日、北海道ヘルスケア産業振興協議会を設立。地域特性を踏まえたヘルスケア産業の創出・育成に向け、医療・介護機器や民間サービス事業者などとの連携を促進する。

【青森県】基調としては緩やかなに持ち直しの動きが続いている。 

<リンゴの2月県外市場販売額、前年比24.7%増> 

26年県産リンゴの2月の県外出荷量は、前年比28.4%増の3万7,926トンとなった。県外市場販売額は前年比24.7%増、104億7,100万円となった。

【岩手県】停滞。 

<公共工事、減少> 

2月の公共工事請負金額、前年比33.6%の減少となった。

 

【宮城県】全体として景気は、一部に弱い動きがみられるものの、震災復興需要などに伴い経済活動は総じて高水準で推移しており、基調としては緩やかに回復している。 

<第3回国連防災世界会議が仙台で開催> 

新しい指針である「仙台防災枠組2015-2030」および防災に関する各国の政治的コミットメントを示した「仙台宣言」が採択された。

【秋田県】一部に持ち直しの動きがみられるが、総じて足踏み状態が続いている 

<秋田県仙北市が地方創世特区に指定> 

仙北市の指定に伴う提案は「農林・医療ツーリズム」で、市内の6割を占める国有林野の民間開放による有効活用などの政策課題に取り組む。

【山形県】持ち直しの動きが続いている。 

<電子部品・デバイス、13ヶ月連続のプラス> 

1月の鉱工業生産指数は前年比。3.9%増で13ヶ月連続のプラス。スマートフォン関連が好調な電子部品が同16.3%増で13ヶ月連続のプラスとなった。

 

【福島県】個人消費の一部などで消費税増税による実質賃金減少の影響がみられるものの、公共投資や設備投資が依然として高い水準にあることなどから、全体では回復の動きが続いている。 

<大型観光企画「ふくしまディスティネーションキャンペーン」41日開幕> 

同キャンペーンは、平成13年以来4度目で、花や食、温泉、歴史、伝統文化など約3,000に上る観光資源を活かし、36の特別企画を展開する。

【茨城県】景気は、基調として緩やかに持ち直しているものの、一部では弱い動きが続いている。 

<公共工事、減少>

3月の公共工事請負金額は28,269百万円で前年同月比56.5%減少と8か月連続して減少した。

【栃木県】鈍いながらも緩やかに回復している。 

<工場立地面積が全国一に> 

経産省の「工場立地動向調査結果」によると、栃木県は工場立地面積が1,298haで全国1位となった。メガソーラーの急増が影響した。

【群馬県】消費増税後の反動減から緩やかな回復基調にある。 

<群馬経済研究所、円安が県内企業経営に及ぼす影響について調査> 

円安によりマイナスの影響を受けている企業は回答全体の3分の1を占めた。マイナスとして「仕入れ価格の上昇」や「燃料費や光熱費の上昇」を挙げる企業が多くなっている。

 

【埼玉県】県内景気は、個人消費で持ち直しから回復の動きが続くものの、住宅建築や設備投資が低調に推移するなど、総じて足踏みしている。 

<生産活動、足許大幅上昇>

1月の生産指数は前月比13.5%上昇。月々の振れが大きい化学や生産用機械が大幅上昇、輸送機械は横這いの動き。

 

【千葉県】一部に弱さがみられるものの、緩やかな回復基調が続いている。

<観光、増加>

外国人観光客を中心に成田空港周辺のホテルでは9割近い稼働率が続いており、インバウンド向けの客室単価を引き上げる動きがみられる。

 

【東京都】都内の景気は、緩やかに回復しているものの、消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動などから、弱い動きも見られる。乗用車販売や公共工事などは前年を下回ったものの、百貨店、スーパー販売や輸出などが増加した。

<自社業況判断DI7.12.1ポイント上昇>

とみん経済研究所が2月に実施した取引先景況アンケート調査では、自社業況判断DIは7.1と前回調査の5.0 から2.1ポイント上昇した。都内中小企業の景況は改善が続く見通しとなっている。

 

神奈川県】生産や住宅建築の持ち直しなどにより、景気は緩やかに回復している。

<生産活動、持ち直し>

1月の製造工業生産指数は前月比6.6%上昇し、3か月移動平均も3か月連続で上昇した。

【新潟県】横這いで推移している。

2014年の現金給与総額289,9977円>

新潟県によると2014年に支払われた現金給与総額(労働者1人当たり・月平均)は28万9,977円となった。前年比2.7%増となり2年ぶりに増加した。

 

【山梨県】横ばい圏内で推移している。

<「花子とアン」の経済効果は165億円>

山梨県は、10日、昨年放映されたNHK連続テレビ小説「花子とアン」の県内への経済効果が165億円に上るとの推計を明らかにした。

【長野県】一部に弱さもみられるものの、回復に向けた動きが続いている。

<新幹線の飯山駅が開業>

3月14日、北陸新幹線(長野経由)が金沢まで延伸した。これに伴い、長野県では新幹線の飯山駅が開業した。

 

【富山県】一部に弱さも見られるが、緩やかな回復基調が続いている。

<北陸新幹線開業、富山は首都圏から身近な旅行先となる>

北陸経済研究所の試算によると、2010の関東の1都6県からの旅行客数は約117万人。

開業後は約24万人増の141万人に達するとみられている。

【石川県】県内経済は消費税率引き上げの影響が一部にみられるものの、緩やかな回復基調が続いている。

<観光、持ち直しの兆しがみえる>

2月の県内主要温泉地の浴客数は、前年同月比5.6%増となり、14か月ぶりで前年を上回った。

 

【福井県】緩やかな持ち直しの傾向が見られるものの、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減が継続しており、円安傾向の影響により弱い動きも見られる。

<輸出、一進一退>

2月の敦賀港・福井港の通関輸出額は前年同月比10.6%の減少。地場産業の眼鏡枠・眼鏡は、2月の輸出実績においては前年同月比1.8%の増加となっている。

 

【岐阜県】持ち直しの動き。

<飛騨地域観光協議会が北陸新幹線での誘客図る>

北陸新幹線の延伸に伴う各駅での祝は行事には、飛騨地区の自治体、民間団体も参加した。新たな北の玄関口から首都圏の観光客を呼び込もうと飛騨の魅力をアピールしていくという。

 

【静岡県】回復は足踏み状態にある。

<県内の中堅・中小企業の設備投資計画、前年度比+12.1%>

業種別では、食料品や金属製品で機器更新や効率化、輸送用機械器具で増産のための機械導入などの投資が増え、製造業が+7.0%の増加。

【愛知県】持ち直しの動き。

<トヨタ自動車の2月国内生産は27.6万台>

トヨタ自動車の2月国内生産(単体)は27.6 万台(前年同月比92.1%)と前年同月実績を下回った。国内販売は、13.3万台(前年同月比82.4%)と前年同月実績を下回った。

 

【三重県】景気は上向きつつある。

<三重交通グループホールディングが東証一部上場>

3月19日、三重交通グループホールディングが東京証券取引所第一部に上場し、同所および名古屋証券取引所の2つの市場において株式の売買が可能となった。

 

【滋賀県】弱含みの足踏み状態にある。

<生産活動、3か月ぶりの上昇>

1月の鉱工業生産指数は前月比6.0%上昇し3か月ぶりの上昇。金属製品や電気機械は低下したものの、輸送機械や化学、食料品は大幅上昇。

 

【京都府】強弱交錯しつつも緩やかに回復。企業部門は生産が上昇傾向も設備投資は伸び悩み。家計部門は底堅い動きで増税後の停滞から脱却気配も、全体の底上げには力不足。

<ミラノ万博に合わせ、京都府が事業企画>

5月から10月までミラノで開催される国際博覧会に合わせ、京都府は府内の加工食品や伝統工芸品を売り込む事業に取り組む。

 

【大阪府】持ち直しの中、一部低調な動きあり。

<長居植物園の2014年度の来園者60万人に>

長居植物園(大坂市東住吉区)の2014年度の来園者数が60万人を突破、1974年の開園以来初の快挙となった。2014年度は、開園40周年を記念して新ゾーン「万葉のみち」をオープン。

 

【奈良県】一位に上向きの動きがあるものの、全体として弱含み。

<観光、改善基調>

2月の奈良市および周辺主要ホテル9社の客室稼働率は、前年比8.7ポイント上昇の71.1%。宿泊客数は前年比19.5%増。

 

【和歌山県】一部に回復に向けた動きがみられるものの、足踏みや停滞感が顕在化してきており、一進一退の状況が続いている。

<古座川町が野生動物「ジビエ」を解体・加工する施設を開設>

古座川町が「古座川町鳥獣食肉処理加工施設」を開設。シカやイノシシの肉を山の恵みと捉え、街の特産品に活用。

【兵庫県】緩やかに回復している。

<但馬地域のマツバガニ漁獲金額が20.3%増

2014年度の、但馬地域のマツバガニ漁で、漁獲金額が前年度比20.3%増の27億4,130万円となり過去最高だったことが分かったという。

【鳥取県】百貨店売上は前年比で減少し、乗用車販売も前年比で減少するなど、引き続き一部に足踏み傾向が続くが、全体的には一進一退しつつも持ち直しの動きがある。

<共和薬品工業と進出支援協定に調印>

鳥取市の三洋電機工場跡地に新医薬品工場を建設することが決まったインド系後発薬メーカー「共和薬品工業」が3月、進出を支援する鳥取県と鳥取市と協定を結んだ。

【島根県】消費税増税前の駆け込み需要の反動により個人消費などに弱さが残るものの、雇用情勢が持ち直し傾向にあるなど、基調としては緩やかに持ち直している。

<電子部品・デバイス緩やかな増加傾向>

電子部品・デバイスは、製品によるバラツキはあるものの、自動車向けや通信機器向けを中心に緩やかな増加傾向にある。

 

【岡山県】一部で駆け込み需要の反動減が続くものの、緩やかに回復。

<観光、横ばい>

2月の主要観光地の入り込み客数は、前年比11.1%増と3か月ぶりの前年比増加。

【広島県】全体として横這い圏内の動きとなっている。

<広島カープの観客動員数が球団史上最多に>

広島東洋カープの2014年度の観客動員数は球団史上最高の190万人(前年比+21.7%)に。黒田投手の8年ぶり復帰など追い風。

【山口県】個人消費の一部に弱さがみられるものの、雇用情勢が総じて改善傾向になっているほか、公共工事が高水準で推移するなど、景気は緩やかに回復している。

<輸出、増加基調>

2月の県内通関輸出額は、前年比1.6%増と5か月連続の増加。下関港の韓国・中国向けの半導体等製造装置が増加。

【徳島県】景気は緩やかに回復基調に。

<「徳島観光ビジネス活性化研究会」が提言予定>

徳島観光ビジネス活性化研究会は、6月に「徳島県の観光ビジネス活性化シンポジウム」で、専門的な観光推進組織の設置、人材育成、着地型旅行商品などの提言を発表予定。

 

【香川県】緩やかな回復を続けている。

<観光、堅調>

2月の県内主要観光地の入込客数は、前年比12.7%増加。

【愛媛県】生産活動に持ち直しの動きがみられるなど、緩やかな回復基調が続く。

<タオル生産、前年割れ>

2月のタオルの生産状況を表す今治地区の綿糸受渡数量は4,703梱で、前年同月比7.9%減と5か月連続で前年を下回った。

【高知県】個人消費など一部に弱い動きがみられ、景気回復に一服感が続いている。

<高知県が「まち・ひと・しごと創生総合戦略」まとめる>

高知県は、これまで推進してきた産業振興の取り組みを軸に、地産外商の強化や移住の促進、子育て支援など4つの目標を掲示。

 

【福岡県】生産、輸出は持ち直し、雇用は改善の兆しあり。

<九大病院に国際医療部>

九州大学病院が4月、外国人治療の受け入れ拠点となる「国際医療部」を開設することが分かった。中国や東南アジアなどの富裕層で、自国での治療が難しい患者を想定。

 

【佐賀県】低調ながら、一部持ち直しに向けた動きが続くとみられている。

<観光、低調ながら一部持ち直し>

2月の唐津地区は、イベントでにぎわいは出たが、宿泊には波及しなかった。嬉野地区は好調さが続いている。海外からの客が増えており、特に中国人客が目立った。

 

【長崎県】持ち直しの動き。

<雇用情勢、厳しさが残るものの緩やかに持ち直し>

2月の有効求人倍率は、前月を0.04ポイント上回り0.93倍の上昇し、93年2月以来、22年ぶりに0.9倍台となった。

 

【熊本県】緩やかな回復を続けている。

<「くまモン」商品の売上高が643億円に>

県によると、県のPRキャラクター「くまモン」を利用した商品の売上高が前年比43.1%増の643億2,200万円で過去最高となった。

 

大分県】一部に弱い動きがみられる。

<東九州自動車道の大分県内部分が全線開通>

東九州自動車道の宇佐IC―豊前ICが3月1日に、佐伯IC―蒲江IC間が3月21日に開通し、大分県内部分が全線開通した。

 

【宮崎県】足踏み状態にある。

<キウイの大規模産地化推進>

児湯郡都農町にニュージーランドの大手農業生産法人が進出し、同町と連携してキウイの大規模産地化を進めることになった。

【鹿児島県】最近の県内景況は、消費関連、観光関連、雇用関連が横ばいとなっている。一方で、投資関連がやや弱含み、さらに生産活動も弱含むなど、全体として弱い動きが続いている。

<香港航空の鹿児島―香港線週3往復に増便>

香港航空が週2便で運行している鹿児島―香港線を5月12日から3往復に増便すると正式発表。香港側からの乗客が全体の9割を占めている。

 

【沖縄県】観光関連が好調に推移し、消費関連、建設関連も概ね好調なことから、県内景気は拡大の動きが強まっている。

<沖縄リゾートウエディング実施組数が3年連続過去最高更新>

沖縄県文化観光スポーツ部によると、14年の沖縄リゾートウエディング実施組数は前年比10.5%増の1万2,068組となり、3年連続で過去最高を更新した。

 

取材協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 
地方経済天気図(2015年4月) 印刷
2015年 4月 26日(日曜日) 13:54

2015年4月 地方経済の状況

【 総評 】 〜緩やかな回復〜

【 北海道 】

北海道の景況は、輸出が好調に推移し、個人消費、観光も持ち直すなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少したものの、春節休暇に伴う海外客の増加に伴い、大型小売店販売、コンビニエンスストア販売が増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いいずれも増加し、下止まりの兆し。設備投資は、サービス業(ホテル等)で宿泊施設の新設、改修がみられるなど、持ち直し基調。公共工事は、国、市町村が増加したものの、道、高速道路会社などの独立行政法人等が減少し、減速傾向。輸出は、米国向けの輸送用機械、台湾向けの化学製品が減少したものの、ベトナム向けの一般機械が増加し、好調に推移。

生産活動は、電気機械、輸送機械が増加したものの、鉄鋼が減少し、横ばい圏内。

観光は、外国人客を中心に来道者数が増加し、回復。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、新規求人数も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 東北 】

東北の景況は、輸出、生産活動が持ち直すなど、やや上向き 

個人消費は、大型小売店販売で飲食料品が堅調になったものの、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少するなど、足踏み。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅がいずれも減少し、低調。設備投資は、需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられるなど、伸び悩み。公共工事は、県、独立行政法人等が減少したものの、国が増加するなど、足許増加。輸出は、船舶、鉄鋼、医薬品が増加し、持ち直し。

生産活動は、輸送機械、電子部品・デバイスが増加するなど、緩やかな持ち直し。

観光は、観光地への入込客が振るわず、盛り上がりを欠く。

雇用は、製造業、医療・福祉で新規求人数が増加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 関東 】

関東の景況は、公共工事が弱含んだ一方、輸出が持ち直し、生産活動が緩やかに回復するなど、上向き。

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽乗用車とも減少したものの、スーパー販売で食料品、百貨店販売でインバウンド効果から化粧品や高額品が増加したほか、コンビニエンスストア販売も増加するなど、一部に持ち直し。住宅建築は、貸家、分譲住宅が増加したものの、持家が減少するなど、低調。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや上向き。公共工事は、国、市町村が増加したものの、都県が減少するなど、弱含み。輸出は、北米、アジア向けを中心に自動車、鉄鋼、科学光学機器が増加し、持ち直し。

生産活動は、輸出機械、電気機械が増加するなど、緩やかに回復。

観光は、観光地への入込数が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、現金給与総額が増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。 

【甲信越 】

甲信越の景況は、設備投資が上向いたものの、個人消費が横這い、輸出、生産活動が足踏みとなるなど、持ち直しが一服

個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽自動車ともに減少し、百貨店販売で衣料品が低調となったものの、スーパー販売で食料品が増加するなど、横ばい圏内。住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加し、下げ止まり。設備投資は、医療・介護関連施設で堅調に推移しているほか、商業施設なども動きがみられるなど、やや上向き。公共工事は、県、市町村が減少し、低調。輸出は、一般機械、米国向けの輸送機械などが減少し、弱含み。

生産活動は、電気機械、輸送機械が増加したものの、情報通信機械が減少するなど、足踏み。

観光は、温泉地、観光地への入込客が増加し、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、製造業、卸・小売業で新規求人数が増加するなど、持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 北陸 】

北陸の景況は、個人消費、生産活動が持ち直し、住宅建築も下げ止まるなど、ややや上向き

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽自動車ともに減少したもの、大型小売店販売で飲食料品や家電品に動きがみられるなど、一部持ち直し。住宅建築は、持家が減少したものの、貸家、分譲住宅が増加するなど、下げ止まり。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや上向き。公共工事は、国、独立行政法人等が減少するなど、減少傾向。輸出は、地場産業の眼鏡・眼鏡枠が増加したほか、一般機械、電気機器が増加し、上向き。

生産活動は、電気機械が増加したほか、医療品が高水準の生産を持続するなど、緩やかな持ち直し。

観光は、温泉地の入込客が振るわず、盛り上がりを欠く。

雇用は、医療・福祉、サービス業、情報通信業などで新規求人数が増加するなど、持ち直し。

先行きは、北陸新幹線開業効果もあり、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 東海 】

東海の景況は、設備投資は横這いとなったものの、生産活動、雇用情勢が持ち直すなど、緩やかながら持ち直し。

個人消費は、百貨店販売、スーパー販売ともに増加したものの、乗用車販売が普通・小型自動車、軽乗用車とも減少し、足踏み。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持家、貸家が減少し、低調。設備投資は、一部に投資計画を積み増す動きがみられるものの、全体として横ばい圏内。公共工事は、県、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、電気機械、石油製品が増加したものの、自動車の部品、有機化合物が減少するなど、足踏み。

生産活動は、輸送機械、電気機器が増加するなど、緩やかな持ち直し。

観光は、観光地の入込客数が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、所定労働時間も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

【 近畿 】

近畿の景況は、輸出、生産活動が緩やかに回復しているものの、公共工事が弱含むなど、全体としては横這い

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売で飲食料品を中心に増加するなど、一部に持ち直し。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持家、貸家が減少し、低調。設備投資は、大企業に加え、中小企業も投資計画を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、国、府県、独立行政法人等が減少し、弱含み。輸出は、米国、欧州向けが増加し、緩やかながら回復に向けた動き。

生産活動は、輸送機械、化学が増加するなど、緩やかに回復。

観光は、ホテルの客室稼働率が上昇するなど、持ち直し。

雇用は、新規求人数が増加したほか、現金給与総額が増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 中国 】

中国の景況は、住宅建築、設備投資が弱含んだものの、輸出、生産活動が持ち直すなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽乗用車とも減少したほか、大型小売店販売も振るわず、低調。住宅建築は、貸家が増加したものの、持家、分譲住宅いずれも減少し、弱含み。設備投資は、需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられるなど、弱含み。公共工事は、県が減少したものの、国、市町村、独立行政法人等が増加し、足許増加。 輸出は、自動車、半導体等製造装置、一般機械が増加するなど、緩やかな持ち直し。

生産活動は、鉄鋼、電気機械が増加するなど、な持ち直し。

観光は、温泉地、観光地の入込客数が増加するなど、やや上向き。

雇用は、サービス業などで新規求人数が増加したほか、所定外労働時間も増加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しが続くとみられている。

【 四国 】

四国の景況は、生産活動が緩やかに持ち直した一方、個人消費、輸出が弱含みとなるなど、横ばい圏内

個人消費は、大型小売店販売で家電、家具、高額品が振るわなかったほか、乗用車販売も普通・小型自動車、軽乗用車ともに減少するなど、弱含み。住宅建築は、持家、分譲住宅が増加したものの、貸家が減少し、減少基調。設備投資は、製造業で投資計画を積み増す動きがみられる。公共工事は、国、県、市町村が増加し、やや上向き。輸出は、紙類および同製品、輸送機械が減少するなど、弱含み。

生産活動は、電気機械、化学が増加し、緩やかな持ち直し。

観光は、温泉地、観光地への入込客が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、現金給与総額が増加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 九州 】

九州の景況は、設備投資、公共工事、生産活動が緩やかに持ち直したものの、輸出が足許減少し、足踏み

個人消費は、大型小売店販売で飲食料品、衣料品を中心に好調となったものの、乗用車販売で普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少し、一部持ち直し。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、弱含み。設備投資は、製造業で電気自動車関連、非製造業で大型不動産などの投資計画を積み増す動きがみられ、緩やかな持ち直し。公共工事は、国、県、独立行政法人等が減少したものの、石油製品、中国向けの自動車が減少し、足踏み。輸出は、輸送機械、電子部品・デバイスが増加するなど、上向き。

生産活動は、輸送機械、電子部品・デバイスが増加するなど、やや上向き。

観光は、温泉地や観光地への入込客が増加するなど、上向き。

雇用は、医療・福祉、サービス業で新規求人数が増加したほか、有効求人倍率も上昇するなど、持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 沖縄 】

沖縄の景況は、個人消費が持ち直し、観光が回復するなど、拡大

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽乗用車ともに減少したものの、百貨店販売、スーパー販売ともに衣料品、食料品が増加するなど、持ち直し。住宅建築は、持家、貸家が減少したものの、分譲住宅が増加し、持ち直しの動き。設備投資は、建築着工床面積が減少するなど、足許減少。公共工事は、国、市町村が増加するなど、回復。輸出は、一般機械、石油製品が増加したものの、金属鉱およびくずが減少し、足許減少。

生産活動は、横這い圏内。

観光は、国内客、外国人客ともに増加し、好調。

雇用は、現金給与総額が減少したものの、有効求人倍率が上昇するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、拡大が続くとみられている。

 

協力:一般社団法人全国地方銀行協会

最終更新 2015年 4月 26日(日曜日) 13:56
 
各都道府県の地域経済トピックス 2015年3月 印刷
2015年 3月 27日(金曜日) 22:56

【北海道】道内景気は、住宅着工など一部に弱い動きが見られるものの、設備投資の底堅さ、外国人観光客の増勢持続などから、緩やかながら持ち直し基調を維持している。

 

<立地動向がリーマンショック前を上回る> 

道の調査によると、12月末時点における2014年度の企業立地件数は70件となった。このペースで立地が進むと年度トータルではリーマンショック前の83件を上回る見込み。

【青森県】基調としては緩やかなに持ち直しの動きが続いている。 

<「青天の霹靂」が特A取得> 

日本穀物検定協会が発表した平成26年産米の食味ランキングで、初出品され新品種「青天の霹靂」が、参考出品ながら県産米で初めて最高評価の「特A」を取得した。

【岩手県】持ち直しの動きに足踏み感。 

<県内企業の業況判断BSIはマイナス21.1 

岩手経済研究所が1月に実施した岩手県内企業景況調査によると、業況判断BSIはマイナス21.1と前回調査よりマイナス幅が縮小したが、全体として景況感は停滞した状況が続いている。

 

【宮城県】全体として景気は、一部に弱い動きがみられるものの、震災復興需要などに伴い経済活動は総じて高水準で推移しており、基調としては緩やかに回復している。 

<復興庁が復興交付金の第11次配分を発表> 

宮城県では、県と15市町に計771億円(交付率106.4%)が配分される。

【秋田県】一部に下げ止まりの動きがみられるものの、総じて足踏み状態が続いている 

<洋上風力発電で丸紅を選定> 

5日、秋田県は、秋田港と能代港の港湾区域内で計画する洋上風力発電事業において、発電事業者に丸紅を選定した。

【山形県】持ち直しの動きが続いている。 

<電子部品・デバイス、12ヶ月連続のプラス> 

12月の鉱工業生産指数は前年比4.6%増で12ヶ月連続のプラス。電子部品が同20.6%増で12ヶ月連続のプラス。

【福島県】個人消費の一部などで消費税増税による実質賃金減少の影響がみられるものの、公共投資や設備投資が依然として高い水準にあることなどから、全体では回復の動きが続いている。 

<福島県の震災関連倒産件数> 

帝国データバンク仙台支店によると東北6県の震災関連倒産件数をみると、直近1年では、福島県が6件と青森県、秋田県に次いで少なく、被災3県では最も少なかった。

【茨城県】景気は、基調として緩やかに持ち直しているものの、一部では弱い動きが続いている。 

<まちづくり活性化バス「キララ」ちゃんバスロケーションシステム導入>

同バスは、平成17年に土浦の地域商業活性化を目的に運行開始し、今年で運行10年となる。

【栃木県】県内経済は回復テンポが鈍化している。 

<栃木県、2015年度当初予算発表> 

一般会計は前年度比+4.9%の8,111億7,000万円で、2年連続で前年度を上回った。8,000億円を超えたのは06年以来9年ぶり。

【群馬県】消費増税後の反動減から緩やかな回復基調にある。 

<観光、回復感が鮮明> 

世界文化遺産の「富岡製糸工場と絹産業遺産群」では、3遺産合計の観光客数が2月は前年比7.6倍の6万5,316人と過去最高を記録した。

 

【埼玉県】県内景気は、個人消費で持ち直しから回復の動きがうかがわれるものの、生産活動は横這い圏内で推移するなど、総じて足踏みしている。 

<春季賃上げ見通し調査> 

ぶぎん地域経済研究所が1月に実施した標記調査によると、2015年度に賃上げを予定している企業の割合は、53.4%と半数を超えたものの、2014年度比ほぼ横ばいとなっている。

 

【千葉県】個人消費などに弱さが見られるものの、緩やかな回復基調が続いている。

<免税売上が急増>

春節中の県内小売店や宿泊施設のインバウンド関連売上・入込状況をみると、百貨店では売上高に占める割合は小さいものの、免税位売上が前年同期比で数倍に達した。

 

【東京都】都内の景気は、緩やかに回復しているものの、消費税引き上げに伴う駆け込み需要の反動などから、弱い動きも見られる。住宅着工戸数や公共工事、工業生産(12月)などは前年を下回ったものの、百貨店、スーパー販売や輸出などが増加した。

<外国人旅行者が過去最高に>

東京都の発表によると、2014年7~9月に東京を訪れた外国人旅行者数は、約237万人、前年同期比27.1%増と四半期では過去最高を記録した。

 

神奈川県】輸出の増加や生産などの持ち直しにより、景気は緩やかに回復している。

<県内上場企業の業績好調>

県内上場企業122社の2014年10月~12月期決算を浜銀総合研究所が集計したところ、全産業ベースの売上高が前年比7.6%増となり、経常利益も同13.8%増加した。

【新潟県】一部に弱めの動きが続くものの、持ち直し基調にあるとみられる。

<ニット、春夏物生産期ながら慎重>

店頭での売上不振を映じて、アパレルの発注姿勢は依然として慎重。そのため、生産量は前年を大幅に下回って推移。

 

【山梨県】横ばい圏内で推移している。

<ふるさと暮らし希望地域、山梨が第1位>

NPO法人ふるさと回帰支援センターは、2月10日、2014年のふるさと暮らし希望地域ランキングを発表し、山梨県が初めて全国1位となった。

【長野県】回復の動きに弱さがみられる。

<リニア中央新幹線の県内経済効果>

長野県は、JR東海が開業を目指すリニア中央線計画の工事による県内経済効果について、工期13年間で総額9,991億円に上ると発表した。

 

【富山県】一部に弱さも見られるが、緩やかな回復基調が続いている。

<医薬品、生産指数は209.1

医薬品の12月生産指数は209.1で、前月比4.0%上昇。前年同月比では17.6%上昇。依然として高い生産指数を維持している。

【石川県】県内経済は消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動が一部みられるものの、

緩やかに回復しつつある。

<1月の有効求人倍率が1.52倍>

1月の有効求人倍率は1.52倍となり前月比0.02ポイント上昇した。25年3月以降は1倍を上回り、26年3月以降は1.30倍以上と高水準を維持している。

 

【福井県】緩やかな持ち直しの傾向が見られるものの、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動減が継続しており、円安傾向の影響により弱い動きも見られる。

<輸出、一進一退>

1月の敦賀港・福井港の通関輸出額は前年同月比10.9%増で13か月ぶりの増加となった。地場産業の眼鏡枠・眼鏡は、1月の輸出実績においては前年同月比25.3%の増加となっている。

 

【岐阜県】持ち直しの動き。

<約5割の企業が円安で「マイナスの影響」>

十六総合研究所が12月に実施した「円安に関する特別調査」によれば、約5割の企業が円安によって「マイナスの影響」を受けたと回答した。

 

【静岡県】回復は足踏み状態にある。

<県内上場企業の47%が増収増益>

県内上場企業の2014年4月~12月期の経常損益は、47%の企業で前年比増収増益となった。自動車部品メーカーを中心に円安効果や海外販売の増加が寄与した。

【愛知県】持ち直しの動き。

<トヨタ自動車の1月国内生産は25.2万台>

トヨタ自動車の12月国内生産(単体)は25.2 万台(前年同月比85.7%)と2か月ぶりに前年同月実績を下回った。国内販売は、10.8万台(前年同月比81.0%)と前年同月実績を下回った。

 

【三重県】景気は上向きつつある。

<生産活動、持ち直しの動き>

12月の鉱工業生産指数は126.7と前月比8.2%上昇し、2か月連続の増加。

 

【滋賀県】駆け込み需要の反動減や消費税の悪影響が残り弱含みの状態にあるものの、緩やかに上向き始めている。

<生産活動、2か月連続の低下>

12月の鉱工業生産指数は前月比0.5%低下し2か月連続の低下。金属製品や輸送機械、食料品などは上昇したものの、電気機械や化学、繊維などが低下。

 

【京都府】企業部門は生産が上昇やや一服も、水準は堅調レベルを持続。家計部門は基調は前年割れも、前年の駆け込み分を考慮すれば底堅い動き。全体として回復を探る動き。

<輸出、緩やかに増加も伸びは限定的>

半導体関連受注が持ち直し、自動車向けやスマートフォン向けは好調持続も、家電やパソコン向けは引き続き低調。

 

【大阪府】持ち直しの中、一部低調な動きあり。

<春節商戦が好調>

中華圏の旧正月・春節商戦の好調であったことを受け、大阪市内の主要百貨店6店のうち4店が前年を上回る売上高となった。

 

【奈良県】弱含みの足踏み状態。

<葛城市で「ICT街づくりサミット」の第1回会合>

総務省は2月6日、ICT街づくり推進事業の実証プロジェクトの成果の普及を目的に「ICT街づくりサミット(地方版)」の第1回会合を奈良県葛城市の當麻文化会館で開催。

 

【和歌山県】一部に回復に向けた動きがみられるものの、足踏みや停滞感が顕在化してきており、一進一退の状況が続いている。

<串本市が浮上式津波対策用シェルターを設置>

串本市は、東日本大震災後に見直された地震・津波の新想定で浸水が想定されていた既設の津波避難タワーに浮上式津波対策用シェルターを設置。

【兵庫県】緩やかに回復している。

<輸出、持ち直し傾向にある

1月の神戸港からの輸出金額は前年を上回った(前年比+21.4%)。地域別にみると、アジア・米国向けが5か月連続で増加し、EU向けも4か月連続で増加した。

【鳥取県】百貨店売上は前年比で減少し、新車販売台数は前年比で減少するなど、引き続き一部に足踏み傾向が続くが、全体的には一進一退しつつも持ち直しの動きがある。

<鳥取で日本ジビエサミット>

ジビエ料理の関係者が全国から集まる「日本ジビエサミット」が2月5,6日の鳥取市で開かれた。37都道府県の関係者約340人が参加。

【島根県】消費税増税前の駆け込み需要の反動により個人消費や住宅建設に弱さが残り、公共投資の増勢にも一服感が見られるものの、雇用情勢が持ち直し傾向にあるなど、基調としては緩やかに持ち直している。

<観光、足元弱含み>

12月の主要温泉地宿泊人員が前年比17.5%減と8か月連続で、1月の主要観光施設月別利用者数も前年比11.3%減と9か月連続で、それぞれ前年を下回った。出雲大社の遷宮特需の反動が出ている。

 

【岡山県】一部で駆け込み需要の反動減が続くものの、緩やかに回復。

<転入超の市町村が増加>

平成26年の住民基本台帳人口移動報告によると、県内27市町村のうち転入者が転出者を上回ったのは10市町村、前年の8市町村から増加。

【広島県】全体として横這い圏内の動きとなっている。

<生産活動、緩やかに回復>

12月の鉱工業生産指数は、自動車部品が前年を下回ったものの、一般機械や電気機械などが前年を上回ったことから、全体でも3か月ぶりに前年同月比でプラスとなった。

【山口県】個人消費の一部に弱さがみられるものの、生産活動が持ち直しの動きとなるなど、景気は緩やかに回復している。

<㈱シマノが下関市に新工場を建設>

㈱シマノは、下関工場における自転車の変速装置及びブレーキ装置の生産能力増強を決定。約1万8千㎡の新工場を建設。2016年12月に稼働予定。

【徳島県】景気回復に一服感が続く。

<アートの展示会「デジタルアート展」開催>

徳島県はデジタル技術を駆使したアートの展示会「デジタルアート展」(3月1~29日)を愛妻。作品は徳島市出身の猪子寿之社長率いる「チームラボ」が制作。

 

【香川県】緩やかな回復を続けている。

<輸出、足許増加で底堅く推移>

1月の県内通関輸出額は、船舶で前年比27.7%と増加し、全体では前年比15.0%増加。

【愛媛県】消費税率ひき上げの影響がなお残るも、緩やかな回復基調が続く。

<今治造船がドッグを新設>

造船:遠洋は2年半~3年程度、近海は1年~1年半程度の手持ち工事量を有している。今治造船は20,000TEU型の世界最大のコンテナ船を建造するためドッグを新設する。

【高知県】一部に弱い動きがみられ、景気回復に一服感が続いている。

<南海トラフ地震対策や大規模事業への投資続く>

高知県は2015年度当初予算案を発表、一般会計は4584億5,200万円。南海トラフ地震対策や大規模事業への投資が続くため、普通建設事業費は11年ぶりに1千億円を超え1千億400万円となった。

 

【福岡県】一部に弱さはあるものの、着実に持ち直している。

<「天神再開発計画」経済効果8,500億円>

福岡市は2月24日、今後10年間で30棟の建て直しを目指す「天神ビッグバン」プロジェクトに取り組みことを発表した。建て替え完了後から毎年8,500億円の経済効果を市は見込んでいる。

 

【佐賀県】低調ながら、一部持ち直しに向けた動きが続くとみられている。

<「佐賀城下ひなまつり」開催>

鍋島35万7千石の城下町佐賀に春の訪れを告げる佐賀城下ひなまつりが、佐賀市歴史民俗館や徴古館を主会場に開催されている。

 

【長崎県】持ち直しの動き、足踏み。

<輸出、増加>

1月の長崎港通関輸出額は、船舶類、電気機械などが増加したものの、一般機械が減少したことから、前年同月比23.6%減と5か月振りの減少となった。県全体では466億円、前年同月比84.9%増と2か月連続の増加。

 

【熊本県】緩やかな回復を続けている。

<観光客数が6年ぶりに6千万人を超える>

県によると、総観光客数は前年比3.5%増の6,119万人で、平成19年以来6年ぶりに6千万人を超えた。

 

大分県】一部に弱い動きがみられる。

<ソニーが大分テクノロジーセンター閉鎖>

ソニーはLSIを開発、生産する大分テクノロジーセンター(国東市)を、2016年3月末に閉鎖すると発表。

 

【宮崎県】足踏み状態にある。

<宮崎大学が全国「道の駅」連絡会と連携協定>

宮崎大学は、学生が全国の道の駅1,040か所で就労体験型実習を行うことを可能にするため、全国「道の駅」連絡会と連携協定を結んだ。締結は全国の大学で初。

【鹿児島県】最近の県内景況は、消費関連、雇用関連が横ばいとなっている。一方で、観光関連や生産活動が弱含み、さらに投資関連も弱含むなど、全体として弱い動きが続いている。

<旧鶴丸城の御楼門建設協議会が設立>

県内経済団体などでつくる復元実行員会と県のほか、鹿児島市がオブザーバーで参加する。当初、完成予定は明治維新150年に当たる18年だったが、20年3月にずれ込む。

 

【沖縄県】観光関連が好調に推移し、消費関連、建設関連も概ね好調なことから、県内景気は拡大の動きが強まっている。

LCCのピーチ「那覇―香港」の就航開始>

LCCのピーチアビエーション㈱が新規路線「那覇―香港」の就航を開始した。LCCの同路線解説は初となり、週4往復8便で運行する。

 

取材協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 

 
地方経済天気図(2015年3月) 印刷
2015年 3月 27日(金曜日) 22:55

【 総評 】 〜個人消費が盛り上がりを欠き、景気回復の動きは緩慢〜

【 北海道 】

北海道の景況は、公共工事が低調となったものの、輸出が回復に向けた動き、観光が持ち直すなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽乗用車ともに減少したものの、スーパー販売、コンビニエンスストア販売が増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅建築は、持ち家が増加したものの、貸家、分譲住宅が減少し、弱含み。設備投資は、製造業でライン新設、サービス業(ホテル等)で客室改装がみられるなど、持ち直し基調。公共工事は、国、独立行政法人等が減少し、低調。輸出は、サウジアラビア向けの鉄鋼が減少したものの、パナマ向けの船舶、ベトナム向けの一般機械が増加し、回復に向けた動き。

生産活動は、窯業・土石製品が増加したものの、電気機械、輸送機械が減少し、横ばい圏内の動き。

観光は、外国人客を中心に来道者数が増加し、回復。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、情報通信業で新規求人数も増加するなど、緩やかな回復。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 東北 】

東北の景況は、輸出が持ち直したものの、個人消費が弱含み、公共工事が低調になるなど、このところ一進一退

個人消費は、乗用車販売の減少したほか、百貨店販売で衣料品が減少するなど、弱含み。住宅建築は、分譲住宅が増加したものの、持ち家、貸家が減少し、減少基調。設備投資は、需要の先行き不透明感から、一部に投資抑制姿勢がみられるなど、伸び悩み。公共工事は、国、独立行政法人等、市町村が減少するなど、低調。輸出は、船舶、電気機械が増加し、持ち直しの動き。

生産活動は、窯業・土石製品が減少したもの、電気機械、情報通信機械が増加する、やや上向き。

観光は、観光地への入込客が振るわず、足踏み。

雇用は、情報通信業、医療・福祉で新規求人数が増加するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 関東 】

関東の景況は、住宅建築が低調となったものの、輸出、生産活動が持ち直すなど、やや上向き。

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽乗用車とも減少したものの、スーパー販売で食料品、百貨店販売でインバウンド効果から化粧品や高額品が増加したほか、コンビニエンスストア販売も増加するなど、一部に持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少するなど、低調。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや上向き。公共工事は、国、独立行政法人等、都県、市町村いずれも減少するなど、足許減少。輸出は、北米、アジア向けを中心に自動車、鉄鋼、科学光学機器が増加し、持ち直し。

生産活動は、輸出機械、情報通信機器が増加するなど、緩やかな持ち直し。

観光は、観光地への入込数が増加するなど、上向き。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、現金給与総額が増加するなど、緩やかな持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。 

【甲信越 】

甲信越の景況は、設備投資が持ち直したものの、個人消費が横這い、生産活動が足踏みとなるなど、持ち直しが一服

個人消費は、乗用車販売が普通・小型乗用車、軽自動車ともに減少し、悪天候の影響から客足が伸び悩んだ百貨店で衣料品、家電品が低調となったものの、スーパー販売で食料品が増加するなど、横ばい圏内の動き。住宅建築は、貸家が増加したものの、持家が減少し、横ばい圏内の動き。設備投資は、医療・介護関連施設で堅調に推移しているほか、商業施設なども動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、市町村、県が減少したものの、国が増加し、一進一退。輸出は、ロシア向けの自動車、台湾向けの鉄鋼が減少し、減少傾向。

生産活動は、電気機械、電子部品・デバイスが減少するなど、足踏み。

観光は、観光地への入込客振るわず、盛り上げりを欠く。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、情報通信業、卸・小売業で新規求人数が増加するなど、持ち直しの動き。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 北陸 】

北陸の景況は、公共工事が減少傾向にあるものの、輸出が上向き、生産活動が持ち直すなど、ややや上向き

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽自動車ともに減少したもの、大型小売店販売が増加するなど、一部に持ち直しの動き。住宅建築は、持家、分譲住宅が減少したものの、貸家が増加するなど、下げ止まりの動き。設備投資は、製造業、非製造業ともに投資計画を積み増す動きがみられるなど、やや上向き。公共工事は、国、独立行政法人等が減少するなど、減少傾向。輸出は、地場産業の眼鏡・眼鏡枠が増加したほか、一般機械、電気機器が増加し、上向き。

生産活動は、電気機械が増加したほか、医療品が高水準の生産を持続するなど、緩やかな持ち直し。

観光は、温泉地の入込客が振るわず、盛り上がりを欠く。

雇用は、卸売業、小売業、情報通信業などで新規求人数が増加するなど、持ち直し。

先行きは、基調は緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 東海 】

東海の景況は、住宅建築が低調になったものの、個人消費、輸出が持ち直すなど、緩やかながら持ち直し。

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽乗用車とも減少したものの、百貨店販売、スーパー販売ともに増加するなど、一部に持ち直しの動き。住宅建築は、貸家は増加したものの、持家、分譲住宅が減少し、低調。設備投資は、一部に投資計画を積み増す動きがみられるものの、総じて横ばい圏内の動き。公共工事は、国が増加したもの、県、市町村が減少するなど、弱含み。輸出は、輸出機械、半導体等電子部品が増加するなど、緩やかな持ち直し。

生産活動は、情報通信機器が増加したもの、化学が減少するなど、横ばい圏内の動き。

観光は、観光地の入込客数が振るわず、足踏み。

雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、所定労働時間も増加するなど、緩やかながら回復の動き。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 近畿 】

近畿の景況は、輸出が回復に向けた動き、個人消費が持ち直している一方、住宅建築が低調となるなど、全体としては横這い

個人消費は、乗用車販売が減少したものの、大型小売店販売も飲食料品を中心に増加するなど、一部に持ち直しの動き。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少し、低調。設備投資は、大企業に加え、中小企業も投資計画を積み増す動きがみられるなど、持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、府県、市町村が減少し、弱含み。輸出は、アジア、米国、EU向けともに増加し、緩やかながら回復に向けた動き。

生産活動は、輸送機械が増加したものの、窯業・土石業が減少するなど、横ばい圏内の動き。

観光は、ホテルの客室稼働率が上昇するなど、持ち直し。

雇用は、新規求人数が増加したほか、現金給与総額が増加するなど、持ち直しの動き。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 中国 】

中国の景況は、住宅建築が弱含んでいるものの、輸出、生産活動が持ち直すなど、持ち直し

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽乗用車とも減少したほか、百貨店販売、スーパー販売ともに減少するなど、低調。住宅建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少し、弱含み。設備投資は、製造業を中心に投資計画を積み増す動きがみられるものの、総じて横ばい圏内の動き。公共工事は、国、独立行政法人等が増加したものの、県、市町村が減少し、一進一退。 輸出は、自動車、アジア向けの鉄鋼が増加するなど、持ち直しの動き。

生産活動は、電気機械、自動車が増加するなど、な持ち直し。

観光は、温泉地、観光地の入込客数が減少するなど、盛り上がりを欠く。

雇用は、有効求人倍率が上昇するなど、緩やかながら回復に向けた動き。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 四国 】

四国の景況は、公共工事が増加したもの、輸出が足踏み、個人消費が弱含みなど、横ばい圏内

個人消費は、大型小売店販売でセールの不振から衣料品や身の回り品が低調となったほか、乗用車販売も普通・小型自動車、軽乗用車ともに減少するなど、弱含み。住宅建築は、貸家、分譲住宅が増加したものの、持家が減少し、減少基調。設備投資は、製造業で投資計画を積み増す動きがみられ、持ち直し。公共工事は、国、県、市町村が増加したものの、横ばい圏内の動き。輸出は、船舶が増加したものの、紙類および同製品、輸送機械が減少するなど足許減少。

生産活動は、輸送機械が増加したものの、電気機械が減少し、横這い圏内の動き。

観光は、温泉地、観光地への入込客が振るわず、盛り上がりを欠く。

雇用は、所定外労働時間が増加したものの、製造業、卸売業などで新規求人数が減少し、回復に向けた動きが一服。

先行きは、緩やかな持ち直しに向かうとみられている。

【 九州 】

九州の景況は、公共工事が減少傾向にあるものの、輸出、生産活動が持ち直すなど、緩やかな持ち直し

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽乗用車とも減少したものの、スーパー販売で飲食料品を中心に好調となるなど、一部に持ち直しの動き。住宅建築は、貸家、分譲住宅が増加するなど、横ばい圏内の動き。設備投資は、製造業で電気自動車関連、非製造業で大型不動産などの投資計画を積み増す動きがみられ、緩やかな持ち直し。公共工事は、独立行政法人等、県が減少するなど、減少傾向。輸出は、一般機械、船舶が増加するなど、持ち直し。

生産活動は、電気機械、電子部品・デバイスが増加するなど、やや上向き。

観光は、温泉地や観光地への入込客が増加するなど、上向き。

雇用は、建設業、製造業で新規求人数が増加したほか、所定外労働時間、現金給与総額が増加するなど、持ち直し。

先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。

【 沖縄 】

沖縄の景況は、個人消費、観光が回復に向けた動きにあるなど、拡大

個人消費は、乗用車販売が普通・小型自動車、軽乗用車とも減少したものの、大型小売店販売で衣料品、食料品を中心に増加するなど、回復に向けた動き。住宅建築は、持家、貸家が減少したものの、分譲住宅が増加し、持ち直しの動き。設備投資は、建築着工床面積が減少するなど、足許減少。公共工事は、市町村が増加したものの、国、独立行政法人等、県が減少するなど、足許減少。輸出は、石油製品、鉄鋼が減少したものの、金属鉱およびくずが増加し、足許増加。

生産活動は、横這い圏内の動き。

観光は、国内客、外国人客ともに増加し、好調。

雇用は、有効求人倍率が低下したほか、現金給与総額も減少するなど、回復に向けた動き。

先行きは、拡大の動きが続くとみられている。 

協力:一般社団法人全国地方銀行協会

 
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