各紙によれば携帯電話の圏外エリアを解消するための総務省の補助事業で、携帯電話大手のNTTコモやKDDIなどが、回線を借りたNTTの割引サービスを適用しなかったため、補助金が過大に支払われていたことが会計検査院の調査でわかった。適切に利用していれば、6年間で約6億円を節減できたという。通話エリアの拡大は携帯電話会社の業務だが、山地や離島、過疎地などに限って、回線を新たに設けると国が補助をする。ただ実際に新設することはまれで、全国にすでに張られているNTT東日本と西日本の回線を借りて利用料を払うことが多い。国は10年間という長期の利用契約に対し、3分の2を補助してきたという。
石造りの重厚な建物に、庶民に身近なオレンジ色の看板-。東京都千代田区の国会議事堂に11日、牛丼チェーン「吉野家」の永田町1丁目店がオープンしたと各紙が報じた。議事堂敷地へのチェーン店開設は1936年の創建以来初めて。定番の牛丼並盛り(280円)などに加え、国産和牛を使った限定メニュー「牛重」(1200円)もあり、初日からにぎわったという。場所は衆院本館裏庭に面し、土産物店やそば店が並ぶ一角。座席は14席で広さは標準店舗の半分ほど。
勢力の強い太平洋高気圧に覆われた影響で、関東地方を中心に12日も気温が上昇、厳しい暑さとなったと各紙が報じた。東京都心も31.3度に達し、この暑さのためか、東京都江戸川区の川辺ではソメイヨシノが開花。通りがかった人たちが驚いて見上げていたという。
朝鮮学校の周辺で街頭宣伝し、ヘイトスピーチ(憎悪表現)と呼ばれる差別的な発言を繰り返して授業を妨害したとして、学校法人京都朝鮮学園が「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などに対し、学校周辺での街頭宣伝禁止と3千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で京都地裁(橋詰均裁判長)は7日、街宣禁止と約1200万円の賠償を命じたと各紙が報じた。原告弁護団によると、特定の人種や民族への差別や憎しみをあおり立てるヘイトスピーチをめぐる訴訟の判決は初めてという。
東京都北区の旧古河庭園で、秋バラの見ごろに合わせ「秋のバラフェスティバル」が開催される。開催日時は、10月12日~27日。同イベントは、今年で10回目。園内の約90種、180株ものバラを見ることができるほか、秋バラの音楽会・バラのオブジェの展示などを楽しめる。入園料は一般150円、65歳以上70円、小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料。