各紙によればアラブ首長国連邦(UAE)を訪問中の安倍晋三首相は2日、ムハンマド副大統領兼首相とドバイで会談し、原子力協定が両氏立ち会いのもと署名された。東京電力福島第1原発事故後、日本による原子力協定署名は初めて。会談後には共同声明も発表され、安倍政権が成長戦略の柱として重視する医療分野での協力が盛り込まれた。共同声明は、医療分野について「両国間の医療協力の重要性を強調し、この分野での協力が増大していることを歓迎する」としたという。
巨人は2日、東京ドームで5日に行われる長嶋茂雄氏と松井秀喜氏の国民栄誉賞受賞式と松井氏の引退セレモニーの概要を発表した。受賞式では長嶋氏が2004年に脳梗塞で倒れて以降、初めて球場のファンの前であいさつを行う予定。引退セレモニーでは、両氏が2人の背番号である「3」と「55」をあしらったオープンカーに乗ってグラウンド内を1周する。また、その後の始球式では松井氏が投手、長嶋氏が打者、原辰徳監督が捕手、安倍晋三首相が球審を務めるという。
警察庁は2日、インターネット上で昨年、3万8933件の違法情報を確認したと発表したと各紙が報じた。一昨年より2360件多く、統計を取り始めた2007年以降最悪。違法薬物の売買を持ちかける書き込みは大幅に減ったが、わいせつ画像の掲載が増えた影響という。同庁の委託を受けた民間団体「インターネット・ホットラインセンター」への通報を集計した。わいせつ画像の掲載は前年比6562件増の2万7334件で、全体の70%を占という。
2020年夏季五輪の実施競技から除外対象となっているレスリングの存続を求める有志団体「レスリングを五輪競技に復帰させる会」(樋口郁夫代表)が2日、2月25日から全国各地で集めた署名が締め切りの4月末で、82万1342人分に上ったと発表したと各紙が報じた。目標の10万人を大幅に上回り、その8倍以上が集まったという。
潮来市の松田千春市長は30日、東日本大震災に伴う液状化の被害に遭った日の出地区の市街地液状化対策事業工事に着手すると発表したと各紙が報じた。市によると、復興交付金による同事業の着手は全国市町村で初めて。地下の水位を3メートルまで下げる「地下水位低下工法」で実施する。復興交付金事業の「市街地液状化対策事業」を実施するためには土地所有者の3分の2以上の同意が必要だった。